
無添加のレトルトカレーが知りたい!
そんな希望にお答えします。
食事の時間がゆっくり取れないとき、自炊する気力が無いときにも助かる“レトルト食品”。
なかでも人気の「レトルトカレー」は、家族みんなを笑顔にする、頼もしい存在です。
一方で、市販されている製品は“原材料”が気になる……。と思っている方も多いのではないでしょうか。
実際に、安価なレトルトカレーのなかには、着色料や化学調味料など多くの「食品添加物」が使われているものがあり、味覚やからだへの影響が心配です。
そこで本記事では、食べてはいけないレトルトカレーの見分け方を解説するとともに、
添加物をなるべく控えた、おすすめレトルトカレーを紹介します。
スーパーなど身近で買える製品はもちろん、オーガニックや国産素材にこだわりの種類もそろえましたので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事を読めば、安全性に配慮された美味しいレトルトカレーに出会えます!




レトルトカレーは添加物が多い?


スーパーなどで安く売られている「レトルトカレー」の原材料をよく見ると、多くの調味料や食品添加物が含まれていることがわかります。
野菜、牛肉、小麦粉、牛脂豚脂混合油、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、トマトペースト、カレー粉、食塩、でんぷん、香辛料、しょう油、ガーリックペースト、みそ、オニオンパウダー、ビーフ風味調味料、チキンブイヨン、酵母エキス、たん白加水分解物/調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、乳酸Ca、酸味料、香料、甘味料、香辛料抽出物
また、一般的には「加工食品だから、ある程度の添加物が入っていて当然」と思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。
「レトルト食品」は、完全に密閉された状態で、高温・高圧での殺菌処理が行われて商品化されます。
開封しない限り腐りにくいため、原材料には保存料や殺菌料は使用されません。
容器に「密封」してから「加熱殺菌」を施すことで、食品を腐敗させたり食中毒のもととなる微生物を殺菌しているのです。この方法により、密封状態が壊れない限り、缶詰やびん詰、レトルト食品は腐ることがありません。
〜中略〜
缶詰、びん詰、レトルト食品(「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」法律上の名称)には保存料、殺菌料を使ってはならないことが、食品衛生法で定められています。
引用:缶詰、びん詰、レトルト食品の作り方
それにもかかわらず、多くの添加物が含まれている「レトルトカレー」が存在するのはなぜでしょう。
たくさんの具材や調味料が加わる「レトルトカレー」には、なるべくコストを抑えてつくりたいというメーカー側の意図もあり、
素材の品質を落としたり、添加物で味や見た目、食感を調整されていることが少なくありません。
また、食品表示のルール上は添加物に含まれないため見落とされがちですが、
「たんぱく加水分解物」や「酵母エキス」といった、加工されたうま味成分も使われがちなのが現状です。
タンパク加水分解物(タンパクかすいぶんかいぶつ)は、コクやうまみをもたらす目的で加工食品に使われているアミノ酸混合物。
化学調味料[1]、酵母エキスとともに旨味を添加する目的で[2]、1970年代後半以降、日本の加工食品において広く使用されている。
引用:タンパク加水分解物
プラスチックフィルム若しくは金属はく又はこれらを多層に合わせたものを袋状その他の形状に成形した容器(気密性及び遮光性を有するものに限る。)に調製した食品を詰め、熱溶融により密封し、加圧加熱殺菌したものをいう。
引用:食品表示基準>別表第三(第二条関係)>レトルトパウチ食品


キャリーオーバーにも注意


添加物の「キャリーオーバー」とは、原材料に含まれる添加物が、最終製品にまで持ち越されていても、一定の条件を満たす場合、表示が免除される制度のことです。
例えば「レトルトカレー」の原材料に“しょうゆ”の記載があるとき、その“しょうゆ”にどれだけ添加物が入っていても、表示されない可能性があります。
食品の原材料に使用された添加物について、次のすべての条件に当てはまる場合は「キャリーオーバー」となり、表示が免除されます。
- 食品の原材料の製造又は加工の過程において使用されるもの
- 当該食品の製造又は加工の過程において使用されないもの
- 当該食品中には、当該添加物が効果を発揮することができる量より少ない量しか含まれていないもの
(例)
引用:キャリーオーバー
- ビール製造の際に使用されるスターチやホップ中の二酸化硫黄
- 揚げパンやドーナッツの製造に使用する揚げ油に含まれていた消泡剤としてのシリコーン樹脂
- シュークリームの原料配合中、少量使用されているマーガリンに含まれていた乳化剤
そのため、“無添加カレー”として販売されている商品で、実際に添加物がいっさい書かれていない場合でも、完全に無添加とは限りません。
これは、「レトルトカレー」に限ったはなしではありませんが、多くの具材や調味料が混ぜられる加工食品・調理済み食品にはそのリスクが高いということです。
そのため加工度の高い、レトルト食品や缶詰、スーパーの惣菜などを選ぶときは、より一層注意して添加物の少ないものを選ぶのがおすすめです。




無添加・添加物の少ないレトルトカレーおすすめ10選!


無添加又は添加物の少ないおすすめの「レトルトカレー」を紹介します。
国産素材やオーガニック原料を使用したこだわりの製品から、子供も嬉しい甘口タイプ、ギフトに人気のセットまで。
スーパーなど身近で買える種類もそろえましたので、ぜひ最後までご覧ください!
ランキングではありません。



詳しく解説していきます♪


【にしきや】レトルトカレー
レトルト食品専門店「にしきや」のレトルトカレーは、厳選された素材やスパイスを使い本格的な味わいを実現したレトルトシリーズ。
定番人気の『ビーフカレー』や『和風カレー』、『レモンクリームチキン』などの個性派や、子供にうれしい甘口まで。
季節限定品を含めた“約50種類”のバリエーションの中から、お好きな味をお選びいただけます。
鶏肉(タイ)、炒めたまねぎ、クリーム、ココナッツミルクパウダー、レモンジュース(ストレート)、りんごピューレー、砂糖、なたね油、小麦粉、チキン風味調味料、乾燥マッシュポテト、食塩、カレー粉、レモン皮、にんにく、でん粉、おろししょうが、香辛料、(一部に乳成分・小麦・鶏肉・りんごを含む)



ギフトにも人気!






【結わえる】玄米によくあうカレー
寝かせ玄米のお店「結わえる」の『玄米によくあうカレー』シリーズは、玄米との相性を考えて作られた、野菜たっぷりの和風カレーです。
魚介だしの風味がきわ立つ「きのこのポークカレー」や、レンコンとトマトを使った「キーマカレー」など、甘口〜辛口まで5種類のラインナップ。
素材の旨みを活かした優しい味わいで、ご自宅用にはもちろん、贈り物にもおすすめです。
炒めたまねぎ、鶏肉、野菜(じゃがいも、にんじん、にんにく)、トマトピューレー、ひよこまめ、りんごピューレー、なたね油、チキンエキス、小麦粉、カレー粉、砂糖、食塩、おろししょうが、でん粉、香辛料、(一部に小麦、鶏肉、りんごを含む)



結わえるの公式ショップでもご覧いただけます。


【光食品】有機キーマカレー
光食品の『有機キーマカレー』は、オーガニック素材を贅沢に使った牛肉入りのキーマカレー。
北海道の広大な土地で有機肥料により育てられた牛肉や、国産有機のたまねぎや人参、有機トマトペーストなどを使用しています。
ほどよい辛さの“中辛口”。ドリアやパスタソースなど、レシピに活用するのもおすすめです。
野菜(有機たまねぎ(国産)、有機にんじん)、有機牛肉、有機ウスターソース(小麦・大豆・りんごを含む)、有機トマトペースト、有機トマトケチャップ、有機ばれいしょでんぷん、有機香辛料、有機砂糖、食塩、有機にんにくピューレー


【秋川牧園】チキンカレー
秋川牧園の『チキンカレー』は、こだわりの若鶏とヨーグルトを使用した、本格的な味わいのレトルトシリーズ。
爽やかな酸味が広がる「瀬戸内レモンのチキンカレー」、トマトとスパイスが調和した「バターチキンカレー」、鶏肉の旨みとヨーグルトのコクが引き立つ「鶏キーマカレー」の3種類です。
素材のうまみにスパイスの香りが重なった、贅沢なおいしさ。ご自宅用にはもちろん、ギフトにもおすすめです。
鶏肉(国産)、炒め玉ねぎ、クリーム、ヨーグルト、トマトペースト、べにばな油、小麦粉、砂糖、レモンジュース(ストレート)、全粉乳、カレー粉、食塩、生姜ペースト、(一部に乳成分・小麦・鶏肉を含む)



公式サイト「秋川牧園ウェブショップ




【石井食品】ミートボールが入ったカレー
石井食品の『ミートボールが入ったカレー』は、子供も食べやすい甘口タイプのレトルトカレーです。
辛さ控えめのカレーソースに、ジューシーな5つの「ミートボール」、国産の玉ねぎやにんじんを細かく刻んで加えています。
たまごや乳製品を使用していないため、食生活に制限がある方にもおすすめです。
野菜(国産(たまねぎ、にんじん))、鶏肉、でん粉、有機トマトペースト、砂糖、ウスターソース、りんごペースト、なたね油、パン粉(小麦を含む)、食塩、しょうゆ(大豆・小麦を含む)、しょうがペースト、にんにくペースト、香辛料、醸造酢(小麦を含む)、ココアパウダー




【第3世界ショップ】カレーの壺レトルト
第3世界ショップの『カレーの壺レトルトカレー』は、本格スパイスペースト“カレーの壺”を使用した「スリランカカレー」のレトルトシリーズです。
ほどよい辛さの『ポークカレー』、動物性原料も不使用の『ひよこ豆カレー』、
パンチの効いた辛さの『チキンカレー』、鶏ひき肉や青唐辛子の入った『キーマカレー』の4種類。
どれも、小麦粉不使用・グルテンフリーのため、食生活に制限のある方にもおすすめです。
ココナッツミルク、ひよこ豆、ココナッツオイル、たまねぎ、香辛料、トマトペースト、醸造酢、食塩、粗糖、米



18種類以上の香辛料を使用した本格カレー!




【モンマルシェ】野菜をMOTTO・カップ入りカレー
モンマルシェの『野菜をMOTTO』は、“カップ入り”スープ&カレーのレトルトシリーズ。
電子レンジで1分温めるだけのかんたん調理で、出先でもすぐに食べられる手がるさが魅力です。
カレーは、『グリーンカレー』、『チリコンカンカレー』、『野菜のスープカレー』の3種類。
通常のレトルト食品と同じく常温保存が可能で、母の日やクリスマスなどのプレゼントにも人気です。
かぼちゃ(国産)、たまねぎ、なす、いんげん、トマトピューレ、オニオンソテー、ピーマン、カレー粉、マンゴーピューレ、クリーム(乳成分を含む)、なたね油、でん粉、にんにくペースト、コンソメパウダー、砂糖、食塩、香辛料、生姜、レモン果汁
→全ての原材料はこちら



公式サイトでもご覧いただけます♪




【Smile &】はじめてのカレー
Smile& の『はじめてのカレー』シリーズは、国産野菜を使用したお子さま向けのレトルトカレー。
カレーデビューにぴったりな“1歳4ヶ月〜2歳頃”向けと、少し風味を強めた“2歳〜3歳頃”向けの2タイプです。
それぞれ「野菜とひよこ豆」「豚肉と白ネギ」の2種類があり、どれも添加物や小麦粉は使われていません。
野菜(玉ねぎ、にんじん、じゃがいも)(国産)、にんじんピューレー(にんじん(国産))、ひよこ豆、トマトピューレー(トマト(国産))、コーンピューレー(とうもろこし(国産))、 かぼちゃピューレー(かぼちゃ(国産))、食用こめ油、カレー粉、食塩
※小麦粉は不使用ですが、同じ工場内で小麦を含む製品が製造されています。



辛み成分なしの有機スパイスを使用♪




【秋川牧園】こどもキーマ・こどもハヤシ
秋川牧園の『こどもキーマ・こどもハヤシ』は、2歳頃から楽しめる甘口タイプのレトルトシリーズ。
原材料は、国産素材を中心に厳選されていて、自然派ショップオリジナルの子供向けシリーズとなっています。
卵・乳成分・小麦などを使用していないため、食生活に制限がある方にもおすすめです。
野菜(じゃがいも、とうもろこし)(国産)、鶏肉(国産)、炒めたまねぎ、鶏がらスープ、とうもろこしペースト、かぼちゃペースト、たまねぎペースト、なたね油、トマトペースト、米粉、砂糖、食塩、カレー粉、おろししょうが、香辛料、(一部に鶏肉を含む)
※同じ工場内で卵・乳製品・小麦等を含む製品が製造されています。



公式サイト「秋川牧園ウェブショップ




【光食品】オーガニックこどもカレー
光食品の『オーガニックこどもカレー』は、有機JAS認証を取得した子供向けのレトルトカレー。
国産の有機野菜や、北海道産の有機牛ひき肉、オーガニックのフルーツで甘さを加えたやさしい味わいで、2歳頃からのお子様にぴったりです。
野菜は細かくみじん切りにされていて、食べやすい“キーマカレー風”の仕上がりになっています。
野菜(有機たまねぎ(国産)、有機にんじん(国産))、有機バナナピューレー、有機牛肉、有機トマトペースト、有機りんご濃縮果汁、有機じゃがいもでんぷん、食塩、有機にんにくピューレー、有機香辛料





