
プロテインの添加物って大丈夫?
そんな悩みにお答えします。
髪やお肌にかかせないタンパク質。これを効率的に摂りたいときに有効なのがプロテインです。
最近では、筋肉量アップだけでなく、腹持ちが良く美容やダイエットにもおすすめで、男女とわず注目が集まっています。
でも毎日飲むものだからこそ、カラダへの負担は気になりますよね。
とくにプロテインには飲みやすくするために砂糖や人工甘味料などの、「甘み」や「添加物」が多く含まれていて、
ランキングや口コミで人気のプロテインをよく見たら、添加物だらけだった!なんてことも少なくありません。
そこでこの記事では、プロテインの種類や注意点、さらにおすすめの無添加プロテインを紹介します!
プロテインの種類と選び方


プロテインは、大きく分けると動物性と植物性に分けられます。
「動物性原料」では、ホエイプロテインや、カゼインプロテインなどが代表的なところで、
「植物性原料」ではソイプロテインやヘンププロテインなどがあります。



それぞれの違いや特徴を解説していきます♪
ホエイプロテイン


ホエイプロテイン(乳性タンパク質)は、牛乳に含まれる乳清(ホエイ)というタンパク質のこと。
ホエイプロテインは消化吸収が早く、アミノ酸スコアも良いため、筋肉量アップを目的としている方には定番のプロテインです。
さらに水溶性なので水に溶けやすく飲みやすいというメリットもあります。
しかし体質的に乳成分が合わないという方もいます。
そんな方には、WPI製法(ホエイプロテインアイソレート)や、植物性と動物性のブレンドタイプがおすすめ。



WPI製法とは、タンパク質以外をほぼ除去しているもの。乳糖がカラダに合わない方に人気です。
ちなみにWPI製法は、一般的なWPC(ホエイプロテインコンセントレート)製法よりも精製度が高く、
タンパク質含有率も多い特徴がありますが、価格は高くなる傾向にあります。
カゼインプロテイン


同じ動物性のカゼインプロテインは、ホエイと同じく牛乳を主成分とする動物性のプロテインです。
これは不溶性のため水に溶けにくいのですが、吸収がゆっくりで満腹感が続きやすいのがメリットです。
しかし、ホエイプロテインと同じく、乳成分が合わない方は注意が必要です。
ソイプロテイン


ソイプロテインは、大豆のタンパク質部分だけを粉末状にしたものです。
ソイプロテインは、消化吸収がゆっくりなことや、大豆イソフラボンが効率的に摂れるというところで、女性からの注目が集まっています。
また必須アミノ酸もバランスよく含まれているため、美容やダイエットの活用、栄養補助的に飲むのもおすすめです。
ただし大豆イソフラボンの摂りすぎは逆効果で、普段から大豆製品を多く食べている方は注意が必要。
また、原料の大豆が遺伝子組換え原料を使用していないかもチェックポイントです。
ヘンププロテイン


ヘンププロテインとは、麻の実由来のプロテインのこと。
タンパク質を構成するアミノ酸だけでなく、食物繊維、ミネラル(亜鉛・マグネシウム・鉄分)、オメガ3など他の栄養素も豊富という特徴があります。
さらに乳・大豆などとは違いアレルギーを起こしにくい点や、
植物の生命力が強く育ちやすいので、そもそも無添加・オーガニックの商品が多いのもメリットのひとつです。
ヘンププロテインは不味いと思われがちですが、そこまで癖も苦味もありません。
気になる方は甘酒や豆乳とブレンドすると飲みやすくなります。
またダマになりやすく水に溶けにくい為、シェイカーなどでしっかりブレンドするのがおすすめです。
プロテインの人工甘味料とは?


プロテインに使われる添加物のなかで、もっとも注意したいのが「甘味料」です。
とくに化学合成でつくられた「人工甘味料」はこれまで多くの種類が認可されてきた一方で、
後から安全性が指摘され禁止になったものもあり、(例:チクロ、ズルチンなど。)現在は認められているサッカリンも過去に禁止されていたことがあります。
そのほか現在認可されているものは、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムK、ネオテームなど、いずれも砂糖の何百倍以上の強い甘みをもつ人工甘味料です。
これらは少量でも強い甘いを出すので低カロリー、ゼロカロリー食品にもよく利用され、コスパがよいのでお菓子やアイスなどにも多用されています。
これらは、明らかに不快な「あと味」が残りますが、プロテインに含まれていると微妙な違和感が感じにくく罪悪感なく飲めてしまうので、とくに気をつけたい添加物です。
人工甘味料のアスパルテーム


最近ニュースでも話題になったアスパルテームは、お菓子やヨーグルト、清涼飲料水などにも入っている、砂糖の200倍の甘さをもつ人工甘味料です。
アスパラギン酸とフェニルアラニンという2種類のアミノ酸が結合してできたものです。甘さは砂糖の約200倍で、さわやかな甘さが特徴です。フェニルケトン尿症の人はフェニルアラニンを分解できないためその摂取量を制限する必要があり、表示上は「L-フェニルアラニン化合物」を含む旨を併記するよう定められています。
引用:用途別 主な食品添加物
アステルパームは体内で分離されるとメチルアルコールが発生するなどの理由で安全性が懸念されていて、
2023年7月にはWHOなどの国際機関によって、アスパルテームのヒトに対する危険性が指摘されています。
天然甘味料のステビア


人工甘味料不使用のプロテインでも、よく見ると「ステビア」という天然添加物が含まれていることがあります。
ステビアは甘味成分の含む植物で、添加物としての「ステビア抽出物」は砂糖の200倍以上の甘みをもち、
プロテインをはじめ、アイス、お菓子、減塩うめぼしなど多くの食品に使われています。
日本では暫定ADI(1日摂取許容量)が設定され認可されていますが、一部の国ではネガティブな報告もでていて安全性は賛否あります。
人工甘味料ほどではありませんが、絶対に安全とも言い切れないため過剰摂取は避けたいところです。
人工甘味料不使用のプロテインおすすめ10選!


人工甘味料不使用で、無添加・低添加のおすすめプロテインを紹介します。
シンプルな原材料のプレーン味、カラダにやさしいグラスフェッドのホエイプロテイン、砂糖不使用などの自然派の種類を中心に厳選しています。
ニチガ | サイエンス | ![]() ![]() | ||||||||
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種類 | ホエイ | ホエイ | ホエイ (WPI) | ホエイ (WPI) | ホエイ(WPC) | ホエイ (WPC) | ヘンプ | ホエイ (WPC) | ヘンプ | ソイ |
1回分/g | 30g | 30g | 30g | 20g | 20g | 20g | 30g | 30g | 20g | 15g |
エネルギー | 115kcal | 118kcal | 111kcal | 74kcal | 79.4kcal | 78.8kcal | 113.1kcal | 118kcal | 68kcal | 58.2kcal |
タンパク質 | 23.1g | 22.9g | 26.3g | 約17.8g | 約15g | 15.3g | 15.1g | 23.0g | 10.7g | 5.6g |
脂質 | 1.6g | 1.4g | 0.4g | 0.18g | 約1.2g | 0.96g | 2.8g | 1.4g | 1.9g | 1.1g |
炭水化物 | 2.1g | 3.0g | 0.7g | 0.5g | 約2.0g | 2.02g | 7.3g | 3.0g | 4.3g | 7g |
食塩相当量 | 0.2g | 0.12g | 0.1g | 0.1g | 0.09g | 0.08g | 0.0g | 0.1g | ー | ー |
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詳しく解説していきます♪
※WPCとWPIの違いについてはこちら↑
【GoCLN】グラスフェッドプロテイン プレーン味
GoCLNのグラスフェッド自然派ホエイプロテイン プレーン味は、原材料に「乳清たんぱく」のみを使用した無添加のホエイプロテインです。
原料となる乳清(ホエイ)は、世界最高水準のアニマルウェルフェアを満たす、ノルウェーの広大な自然環境で育った放牧牛の生乳のみを使用しています。
プレーン味の他にも、オーガニックダージリン・オーガニックココア・オーガニック抹茶があり、こちらも低添加でおすすめです。
- 原材料:乳清たんぱく質(ノルウェー製造)
- 内容量:1kg
- 1食30gあたりのタンパク質:23.1g
- アミノ酸スコア100



ベビーミルクなど幅広く利用されている、北欧生まれの乳清タンパクです。




【FIXIT】グラスフェッドホエイプロテイン プレーン味
FIXITのグラスフェッドホエイプロテイン プレーン味は、東南オーストラリアで牧草由来の飼料のみで育てられた牛の生乳のみを使った、
カラダにやさしい、無添加のホエイプロテインです。
牛乳や豆乳、ジュースやスムージーなど、自分好みでアレンジがしやすいプレーン味です。
- 原材料:乳清たんぱく質(乳成分を含む)(オーストラリア製造)
- 内容量:1kg
- 1食30gあたりのタンパク質:22.9g



タンパク含有量81%以上!


【FIXIT】THINK SIMPLE ホエイプロテイン
FIXITのTHINK SIMPLE は、人工甘味料不使用の低添加・ホエイプロテインです。
WPI製法(ホエイプロテインアイソレート)のため純度が高く、乳糖を限りなく除去しているので牛乳がカラダに合わないという方にもおすすめです。
また、粒度が均一に造粒されていて、溶けやすく飲みやすいプロテインになっています。
- 原材料:乳清たんぱく濃縮物(ドイツ製造)/レシチン(ひまわり由来)
- 内容量:1kg
- 1食30gあたりのタンパク質:26.3g



タンパク含有率90%以上です。


【NICHIGA】GRASS FED WPI instant ホエイプロテイン
ニチガのGRASS FED WPI instant ホエイプロテインは、アイルランド牧草牛の乳清のみを使用したグラスフェッドプロテインです。
rBSTなどの成長ホルモン剤を使用せず、アイルランドの自然の中でNon-GMO(非遺伝子組み換え)の牧草を食べてストレスなく育った、グラスフェッド牛の乳清を使用。
乳糖などをなるべく取り除いた精製度の高い、ホエイプロテインアイソレイト(WPI)です。
- 原材料:乳清たんぱく/ひまわりレシチン(一部に乳を含む)
- 内容量:500g、1kg
- 1食20gあたりのタンパク質:約17.8g
- アミノ酸スコア 100



タンパク含有率93%!


【NICHIGA】SCUホエイプロテイン
ニチガのSCUホエイプロテインは、WPC製法の無添加・ホエイプロテインです。
アメリカ産乳成分100%で、rBST(成長ホルモン剤)が投与されていない生乳が使用されています。
チーズホエイを原料とした豊かな風味のプロテインパウダーは、ドリンクとしてもお好み焼きやパンケーキなど料理に混ぜるのもおすすめです。
- 原材料 : ホエイたんぱく(一部に乳を含む)
- 内容量:500g、1kg
- 1食20gあたりのタンパク質量:約15g
- アミノ酸スコア100



タンパク含有率80.61%!


【NICHIGA】AUSホエイプロテイン
ニチガのAUSホエイプロテインは、グラスフェッド牛由来の生乳100%でつくられたホエイプロテインです。
オーストラリアの広大な自然のなかでストレスなく育ったグラスフェッド牛(牧草で育てられた牛)は、
rBST(成長ホルモン剤)を含まれていないことが保証されています。
チーズホエイを原料とする純度の高いホエイから乳糖・ミネラルを除去し濃縮・噴霧乾燥したWPC製法のプロテインです。
※オーストラリアではrBST(成長ホルモン剤)の使用が禁止されています。
- 原材料 : ホエイたんぱく(一部に乳を含む)
- 内容量:500g、1kg
- 1食分20gあたりのタンパク質量:15.3g



タンパク含有率81%!


【ニューサイエンス】ヘンププロテイン
ニューサイエンスのヘンププロテインは、カナダ産の麻の実を使用したプロテインです。
原料の麻の実は、化学農薬・除草剤・防腐剤フリー。カナダ食品検査庁・カナダ保健省の認可を受けた農場で栽培されています。
麻の実そのままなので、無添加&グルテンフリー。
必須アミノ酸だけではなく、食物繊維やミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいる人気のプロテインです。
- 原材料:麻の実微粉末
- 内容量:454g
- 1食30gあたりのタンパク質:15.1g



タンパク含有量50%以上!


【THE PROTEIN】グラスフェッドプロテイン プレーン味
THE PROTEIN(ザプロ)のグラスフェッドプロテインプレーン味は、WPC製法の無添加・グラスフェッドプロテインです。
オーストラリアで牧草由来の肥料のみで飼育された牛の生乳を使い、日本国内で製造されています。
プレーン味以外にも、カフェラテ風味、ほうじ茶風味、ココア風味、抹茶風味とあり、どれも無添加・低添加です。
- 原材料:ホエイたんぱく濃縮物、(一部に乳成分を含む)
- 内容量:1kg
- 1食30gあたりのタンパク質(プレーン味):23.0g
- アミノ酸スコア100



ミルクやジュースで割って飲むのがおすすめ!


【HEMPS】有機ヘンププロテイン
HEMPSの有機ヘンププロテインパウダーは、オーガニックの麻の実だけでつくられた無添加プロテインです。
とっても細かい粉末状のパウダーなので、料理に活用したり、ヨーグルト、アーモンドミルク、豆乳などとの相性も◎
必須アミノ酸、必須脂肪酸、ミネラル、ビタミン(ビタミンB1・B6)をバランスよく含んでいます。
- 原材料:有機麻の実粉末
- 内容量:140g、400g、1kg
- 1食20gあたりのタンパク質:10.7g



140gのお試しサイズも♪




【すなお食堂】九州アミノシェイク
すなお食堂の九州アミノシェイクは、植物原料100%作られた無添加のプロテインパウダーです。
九州産のきな粉を中心に、大豆・モリンガ・黒糖・てんさい糖などをバランスよくミックス。
フレーバーは人気の抹茶きなこ味とカカオ味など8種類。カラダにやさしくて美味しいソフトプロテインです。
※こちらの種類は、砂糖が含まれています。
- 原材料(抹茶きなこ):きな粉(大豆を含む:遺伝子組換えでない)(九州産)、植物性たん白(大豆を含む)、加工黒糖、上白糖(北海道産てんさい)、抹茶、モリンガ、緑茶粉末
- 原材料(カカオ):きな粉(大豆を含む:遺伝子組換えでない)(九州産)、植物性たん白(大豆を含む)、加工黒糖、上白糖(北海道産てんさい)、ココアパウダー、モリンガ
- 内容量:300g
- 1食15gあたりのタンパク質(カカオ味):5.6g



大人も子供も楽しめるプロテイン♪




まとめ:質の良いプロテインを選ぼう!


無添加・低添加のおすすめプロテインを紹介しました。
効率的にタンパク質が取れるプロテインですが、毎日飲むものだからこそ、余計なものが入ってない質のよいものを選びたいですよね。
特に、アスパルテームなどの人工甘味料は安全性に疑問があり、なるべく避けたいところです。
シンプルな原材料のプロテインは、牛乳や豆乳、果物、野菜などとブレンドしたり、パンケーキやお好み焼きなどの料理に活用することもできます。
専用のシャイカーやミキサーを使って、美味しく楽しく続けましょう!





