
カフェインなしでカラダにやさしいコーヒーが飲みたいなぁ……。
そんな悩みにお答えします。
カフェインを避けている方や、敏感な方におすすめなのが、カフェインレスのコーヒー。
珈琲のいい香りはそのままに、お仕事の合間や寝る前でも飲める気軽さがいいですよね。
しかし実際に探してみると、デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインなど様々な製品が溢れているほか、
コーヒーの農薬や添加物なども気になり、本当においしくて安全なコーヒーってなかなか判断が難しいです。
そこでこの記事では、デカフェ・ノンカフェイン・カフェインレスのコーヒーの違いと、無添加・オーガニックでカフェインなしのおすすめコーヒーを紹介します。
定番のレギュラーコーヒーから、便利なドリップパックやインスタント、ギフトにおすすめのセットまで。
カフェインを気にせずに美味しいコーヒーを楽しみたい方、安心安全な原材料で作られたコーヒーを求めている方におすすめの内容です!
コーヒー製品の問題点とは?


市販のコーヒー製品を選ぶときに気をつけたい、2つのポイントを解説します。
コーヒーの農薬について


日本で販売されているコーヒー豆の多くは、海外から輸入されています。
その生産過程で多用される農薬には、雑草を抑えるための除草剤や害虫を駆除するための殺虫剤などがあります。
また、生豆を保管する際に利用される燻蒸剤として、臭化メチルを使った殺虫処理が一般的に行われます。
農薬使用にはそれぞれ基準が定められており、例えば殺虫剤であるジクロルボス の許容量は0.2ppm。
除草剤グリホサート は、お米が0.1ppmであるのに対し、コーヒー豆には1ppmとなっています。
ただし、こうした基準は生豆に適用されるものであり、焙煎された豆やコーヒー製品そのものには適用されていません。
そのためオーガニックや自然栽培などの、できるだけ農薬を使わないで栽培されたコーヒー豆やコーヒー製品がおすすめです。
コーヒーの添加物


缶やペットボトルに入っているコーヒーは、手軽さが魅力となっている一方で、様々な食品添加物が含まれる傾向にあります。
砂糖、コーヒー、全粉乳、デキストリン、乳化剤、香料、甘味料(アセスルファムK)
缶コーヒーを例にとると、コーヒー本来の香りや風味を強化するための香料、
脂肪分の分離を防ぐための乳化剤、そして品質を維持するための安定剤などが配合されていることがあります。
例えば香料は一括表示が可能な食品添加物で、ブラックコーヒーでさえも、自然なコーヒーの風味を高めるなどの理由で加えられることがあります。
しかし、これは複数の化学物質の混合体であるため、それぞれの成分を個別に表示する必要がありません。
また、コーヒー飲料の甘さを調節する場合に、人工甘味料が利用されることもあります。
人工甘味料であるアセスルファムK は、カロリーを抑えつつ高い甘さを提供するため、微糖やカフェオレなどの甘みを付加した商品によく使用されていますが、
これらの甘味料にはカラダへの影響を懸念する声もあり、過剰摂取は避けたいところです。


デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違いとは?


カフェインに関する用語には、”ノンカフェイン“、”カフェインレス“、”デカフェ“という異なる表記が存在しますが、これらの違いはカフェインの有無や処理方法にあります。
“ノンカフェイン“は、元からカフェインを一切含まないカフェインがゼロのものを指し、例えばハーブティーなどがこれに該当します。



もともとカフェインを含むコーヒー製品には”ノンカフェイン“表記は使われません。
一方、”カフェインレス“や”デカフェ“とは、カフェインを含んでいた製品から後処理で抜き取ったものを指していて、
“デカフェ”は”decaffeinated“の短縮形であり、「カフェインを抜いた」という意味をもちます。
ちなみにコーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約及び施行規則 によると、カフェインレスコーヒーは、カフェインを90%以上除去したものとされているので、
カフェインレスで販売されている製品が、完全にカフェインゼロとは限りません。



何%カットされているかをチェックしよう!
またカフェインの除去プロセスの一つに薬品を使う有機溶媒抽出 を心配されている声がありますが、
現在では、水や二酸化炭素を使用した安全性の高い方法が主流となっています。
おすすめコーヒー14選!無添加・オーガニック・カフェインレス


無添加・オーガニックでおすすめのカフェインレス(デカフェ)コーヒーや、
妊娠中やお子様でも安心のノンカフェインのコーヒー風味飲料も合わせて紹介します。



詳しく解説していきます♪
【TOKYO COFFEE】 デカフェコーヒー
TOKYO COFFEEは、日本とアメリカのハーフの兄弟が手がける、自家焙煎の新鮮なオーガニックコーヒーブランド。
レギュラータイプ(豆・粉)と、オリジナルラテベースが販売されていて、
デカフェ & オーガニックのラテベース(カフェオレベース)は、牛乳を入れるだけでまろやかなお店の味が楽しめます。
可愛いパッケージはギフトにも最適です。



エチオピア産モカはスイス式水抽出法で98.31%のカフェインをカットしています。






【MOUNT HAGEN】 カフェインレスコーヒー
ドイツ生まれのマウントハーゲン・カフェインレスコーヒーは、レギュラー(粉)・インスタント(詰め替え用あり)・スティック(インスタント)の3種類。
有機栽培アラビカ種100%を使用した有機コーヒーは、公正なパートナーシップに基づいたフェアトレード認証を取得し、小規模農家へのサポートを行いながら、高品質のコーヒーを提供しています。
持ち運びにも便利なスティックタイプのインスタントコーヒーも手軽でおすすめです。





カフェインは液体Co2と水だけで行う超臨界二酸化炭素抽出法で、99.7%カットされています。








【辻本珈琲】 デカフェ バリアラビカ – アロナ –
大阪のコーヒーショップ辻本珈琲のデカフェコーヒーは、ドリップ・レギュラー(豆)・カフェオレベースの3種類。
人気の「ドリップコーヒー」は、辻本珈琲の工場内で充填加工を行いそのまま直送される、新鮮なドリップバッグです。
ドリップは3種類ありますが、おすすめはデカフェ・バリアラビカ。インドネシア・バリ島の小農家にて無農薬栽培された単一品種のアラビカ豆を使用しています。
芳醇な香りと、奥行きのある上品な甘さを楽しむことができます。



スイスウォータープロセス製法で99.9%のカフェンをカットしています。




【24 Organic Days】インスタントコーヒー
24 Organic Days(24オーガニックデイズ)のカフェインレスオーガニックコーヒーは、オーガニック & フェアトレードのアラビカ種100%を使用したインスタントコーヒーです。
フルーティな酸味が特徴のホンジュラス豆と、やわらかい苦味のペルー豆をブレンド。
カフェインは二酸化炭素と水だけで取り除く製法で、豆本来の美味しい香りとコクをそのまま楽むことができます。



カフェイン残留率0.3%!


【ブラウンシュガーファースト】Good Night-DECAFE-
ブラウンシュガーファーストのGood Night DECAFEは、レギュラー(粉)とドリップバッグの2種類。
ダークチョコレートのような苦味のメキシコ産・有機コーヒー豆を使用。しっかりとしたコクと穏やかな酸味を楽しむことができます。
おやすみ前にも安心して飲める、満足度の高いカフェインレスです。



マウンテンウォータープロセス製法にて99.9%のカフェインをカット。




【ウインドファーム】カフェインレス
ウインドファームの有機カフェインレスコーヒーは、森林農法・有機栽培のフェアトレード豆を使用したカフェインレスシリーズです。
レギュラー(豆・粉)、インスタント、ドリップバッグ、水出しコーヒーなど、バリエーションはとっても豊富。
コーヒーの豊かな香りは残しつつマイルドな口当たりで、妊娠中・授乳中・カフェイン断ちしたい方にもおすすめです。



天然水を使用したマウンテン・ウォーター製法により99.9%のカフェインをカット。






【emmy organics】オーガニックインスタントコーヒー
emmy organicsのオーガニックインスタントコーヒー (カフェインレス)は、高地有機栽培のアラビカ種コーヒー豆100%使用したブレンドコーヒーです。
まろやかでフルーティーな味わいで、ホットでもアイスでもOK◎気軽に飲めるインスタントタイプです。



カフェインは超臨界二酸化炭素抽出法により残留率0.3%以下にカット。




【小川珈琲】有機珈琲カフェインレスモカ
小川珈琲の有機珈琲カフェインレスモカは、エチオピア産の有機コーヒー豆を使用したカフェインレスコーヒーです。
甘い香りとまろやかな味わいが特徴。レギュラーコーヒー(粉)とドリップバックの2種類が販売されています。
こちらの売上の一部は、コーヒー生産国の女性の支援を行う「非営利団体Grounds for Health 」に寄付されています。



カフェインは水抽出法により97%カット。


【Bottega Baci】有機穀物コーヒーMix
Bottega Baciの有機穀物コーヒーMIxは、焙煎した穀物をブレンンドしたコーヒー風味のノンカフェイン飲料です。
カフェインゼロなので苦味や渋みが少なく、妊娠中や授乳中、お子様やお年寄りの方にもおすすめ。
寝る前でも飲みやすく、ミルクや豆乳を加ても美味しくお召し上がりいただけます。
有機ライ麦、有機麦芽、有機大麦、有機チコリ、有機いちじく



カフェインゼロ!アイスでもホットでも◎


【銀河コーヒー】バリ神山デカフェ
銀河コーヒーのバリ神山デカフェは、ブランド豆「バリ神山」をデカフェにした贅沢なコーヒーです。
バリ島の神が住むといわれる、インドネシア・バトゥール山の豊かな自然環境の中で育ったコーヒー豆は、華やかな香りとクリアな苦味が特徴。
バリ政府認定の無農薬栽培で収穫された、人と環境にやさしいコーヒーです。



水と炭素フィルターのみを使用した「スイスウォータープロセス」で、99.9%のカフェインをカットしています。






【Coffee LABO】 カフェインレス&オーガニック
Coffee LABOのカフェインレス&オーガニックは、有機栽培のエチオピア産モカを100%使用した、カフェインレス&無糖コーヒーです。
南アルプスの伏流水で丁寧に抽出したコーヒーは、深いコクとキレのある味わい。
本格デカフェコーヒーを、お家で手軽に楽しみたい方におすすめです。



カフェインは超臨界二酸化炭素抽出法で97%カットされています。


【ヒロコーヒー】オーガニックブレンド
ヒロコーヒーのアイスコーヒー(左)は、カフェインレス&オーガニックの無糖タイプ。
コーヒーの美味しさを引き出すネルドリップで丁寧に抽出。豊かな香りとコクをそのまま楽むことができます。
カフェオレベース(右)は、有機砂糖と有機カフェインレスコーヒーを使用した、無添加のカフェインレス・ベース。
ミルクや水で4倍に薄めれば、ご自宅でかんたんに美味しいカフェオレを作ることができます。
さらに人気のレギュラーコーヒーを入れたセットは、季節の贈り物・ギフトにもおすすめです。



マウンテンウォーター製法にて99.9%のカフェインをカット。






【ムソー】カフェインレスコーヒー
ムソーのカフェインレスコーヒーは、コロンビア産の有機コーヒー豆を使用したインスタントコーヒー。
有機栽培で丁寧に手積みされたコーヒー豆は、まろやかでフルーティな味わいです。



ウォータープロセス製法にてカフェインを99.7%カット。
【ビオピュール】穀物コーヒー
ビオピュールの穀物コーヒーは、有機栽培の穀物をバランスよくブレンドした、ノンカフェインのコーヒー風味飲料です。
ホットでもアイスでもOK◎妊娠中や、カラダの負担を減らしたいときにもおすすめです。
ミルクとの相性もよく、カフェオレ風にもお飲みいただけます。
有機ライ麦、有機大麦麦芽、有機大麦、有機チコリ、有機イチジク



カフェインゼロ!


まとめ:カラダにやさしいオーガニック&カフェインレス♪


一般的に売られているコーヒー製品の問題点や、デカフェ・カフェインレス・ノンカフェインの違い、さらにおすすめコーヒーを紹介しました。
市販のコーヒーには、農薬や添加物など気になる点が多く、できる限りオーガニックや自然栽培にこだわった種類がおすすめです。
カフェインカットのコーヒーは、妊娠中やお子様、就寝前にも気にすることなく楽しむことができます。
環境にもカラダにも配慮したコーヒー製品は、大切な方へのギフトにもおすすめです!



