
食塩の違いが知りたい!
そんな希望にお答えします。
私たちの生活に欠かすことのできない“塩”。
なるべく良いものを選びたいと思っていても、スーパーにはさまざまな種類が売られていて、
何が違うのか?どこで見分ければいいのか?分かりにくいのが現状です。
できるだけ安全なものを選びたいと思っていても、「結局、なんとなくで選んでしまう……。」そんな方も多いのではないでしょうか。
しかし「塩」は単純に“ナトリウム”だけでなく、カリウムやマグネシウム、カルシウムなどのさまざまな“ミネラル”が含まれる大事な栄養源。
なんとなくで選んでしまうと、せっかくのミネラルが失われたナトリウムだけの塩や、不要な添加物が含まれている……なんて可能性もあるかもしれません。
そこで本記事では、市販されている「食塩」にはどんな違いがあるのか?見分け方や選び方を詳しく解説。
さらに後半では、国産&無添加で“おすすめの食塩”を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この内容を知れば、あらゆる“塩の違い”がわかるようになり、生活をより豊かにするあなたにとって最適な塩に出会えます!


食塩には「海塩」と「岩塩」がある


食塩には、大きく分けて「海塩」と「岩塩」があります。
「海塩(海水塩)」とは“海水を原料”とした塩のこと。国内で販売されている、ほとんどの塩がこちらに該当します。



有名な“伯方の塩”や“赤穂の天塩”も海塩です。
一方、「岩塩」とは、海底が地殻変動などで隆起し、海水の一部が陸地に閉じ込められてできた塩の結晶などから採掘されたもの。
世界的にみると「岩塩」が主流ですが、日本では採ることができません。
海底が地殻変動のため隆起するなどして海水が陸上に閉じ込められ、あるいは塩湖が、水分蒸発により塩分が濃縮し、結晶化したものである。
引用:岩塩
形成時期は5億年から200万年前といわれ、世界の塩の生産量の約3分の2が岩塩からつくられています。
引用:岩塩ができるまで
世界中には数多くの岩塩がとれる場所がありますが、日本にはありません。


海塩の違いとメリット・デメリット


日本で主流の「海塩」は、その“製造工程”によって大きな違いがあります。
そもそも海水から塩をつくるには、塩分濃度 約3% の海水をいったん濃縮してから結晶化させる方法が基本であり、
製品には必ず「濃縮→結晶化」の工程が記載されています。
「濃縮」の工程には、イオン膜・逆浸透膜・溶解などの方法があり、「結晶化」の工程には、立釜・噴霧乾燥などがあります。
太陽や風力などの“自然エネルギー”を利用した「天日」は、濃縮と結晶化のどちらも担う場合があります。
濃縮させる工程 | 結晶化させる工程 |
---|---|
イオン膜 | 平釜※ |
逆浸透膜 | 立釜 |
溶解 | 噴霧乾燥 |
浸漬 | 加熱ドラム |
天日 |
※平釜(開放釜で煮詰める)は主に結晶化工程で用いられますが、まれに濃縮から結晶化までを平釜で行う場合もあります。
例えば、製造工程欄に「イオン膜、立釜」と書かれていた場合、
「イオン膜で海水を濃縮し、立釜で加熱蒸発させて結晶化させてできた塩」という意味になります。
結論から言えば「天日」や「平釜」と書かれた、いわゆる“天然塩(自然塩)”と呼ばれるミネラルバランスの良い塩がおすすめです。
しかし最近では、安く・効率よく製造できる「イオン膜」や「立釜」を用いた、精製された塩や再加工された塩が増えてきています。
それぞれどんな、メリット・デメリットがあるのかを解説していきます。
精製された塩(イオン膜・立釜)


精製された塩とは、商品ラベルの【工程】の欄に「イオン膜」や「立釜」と書かれている塩のことで、
一般的には“塩化ナトリウム”の純度が非常に高いものを指します。
「イオン膜(イオン交換膜電気透析)」とは、電気とイオン膜を利用して海水を濃縮し、塩の主成分である塩化ナトリウム(NaCl)を効率的に取り出す製法。
電気を流した時に塩分だけを透過する膜を使い、海水の塩分を約6 倍(3%→約18%)に濃縮する方法です。
引用:1)イオン膜:>機能
「立釜」とは、密閉された釜で加熱蒸発させて、塩水を濃縮または結晶化させる工程のことです。
開放釜でじっくり煮詰める「平釜」とは違い、大量生産することができます。
完全密閉型蒸発缶を用いて、減圧または加圧状態で加熱蒸発させて、塩水を濃縮または結晶化する工程(できる塩:立方体)。
引用:用語解説>7)立釜:
このような塩は、天候に左右されず効率的に製造ができるため、消費者にとっても安く手に入るのは最大のメリット。
しかし一方で、ナトリウム以外のミネラルがほとんど失われてしまうところはデメリットです。


画像↑のように「イオン膜、立釜」と書かれている場合、“イオン膜を利用して海水を濃縮→立釜で加熱蒸発させ結晶化させた”という意味です。
製造工程以外に見分ける方法としては、食塩相当量が99g前後であり塩化ナトリウム以外の成分が微量であるのも特徴です。
精製された塩は安価のため、お菓子やレトルト食品など様々な加工食品にも使われています。
とくに悪い成分が含まれているわけでもなく危険とまでは言い切れませんが、
調味料として「食塩」を購入するものくらいは、ミネラルバランスの優れた塩を選びたいところです。
・参考URL:食用塩公正取引協議会


再製加工された塩(溶解・立釜)


再製加工された塩とは、海外から輸入した“天日塩”を、国内で水や海水に溶かして濃い塩水をつくり、立釜(密閉された釜)で煮つめて再結晶させた塩のこと。
天日塩は、太陽熱や風力といった“自然エネルギー”を利用し、水分を蒸発・濃縮させて結晶化する方法で、湿度の高い日本ではあまり行われません。
そこで広大な土地や気候に恵まれた、メキシコやオーストラリアなどの輸入された塩を利用するのがこの製法です。


原材料には海水ではなく「天日塩(国名)」の記載があり、製造工程には「溶解」の文字があるのが特徴。



「溶解」とは、塩を水や海水にいったん溶かして“濃い塩水”をつくる工程のこと!
再加工された塩は、比較的安く購入できるといったメリットがありますが、
「溶解・立釜」などの工程によって、精製された塩と変わらないほど塩化ナトリウム以外のミネラルが失われている製品も存在します。
そのため購入には、原材料や栄養成分表示をよく確認し、納得できる種類を選びましょう。
世界ではメキシコやオーストラリアが主要な生産国として知られています。雨が多い日本には、メキシコやオーストラリアのような大規模な天日塩田はありません。
引用:天日塩


天日塩・天然塩(天日・平釜)


天日塩とは、太陽熱や風力といった“自然エネルギー”を利用して結晶化させた塩のことで、
製品の製造工程欄に「天日」と書かれているものが該当します。
日本は雨が多く湿度が高いため、広い塩田を使った天日塩の製造は難しいですが、
一部地域では、「結晶盤」や「流下盤」などを用いた小規模な方法で製塩されています。
天日塩:「天日塩」の用語は、塩田、流下盤、枝条架、ネット等を用いて、主に太陽熱又は風力によって水分を蒸発させる方法により結晶化した食用塩に限り表示することができます。従って、地下かん水、湖塩など、海水以外の原料を天日で濃縮・結晶化した塩も天日塩という名称が使えます。
引用:食用塩公正取引協議会>規約の概要
海水またはかん水を浅い箱型の容器(結晶盤)に貯留し、ハウス内で静置して濃縮、結晶させて塩を作る方法です。塩の結晶を得るまで、釜で煮詰めるより長い時間を要します。稀に濃縮だけ行う場合もあります。
引用:B.結晶盤
天日塩は、ミネラルバランスの優れた塩が多くおすすめではありますが、
製造には時間や手間がかかるため、価格は高くなる傾向にあります。
また、「天然塩」や「自然塩」といった言葉は、一般的に“天日塩”と同じようなニュアンスで使われていますが、これらの用語に明確な定義はありません。
そのため、食用塩公正競争規約 では「自然塩」「自然海塩」「天然塩」といった表現を商品名などに用いることを認めていないのが現状です。
「天然」、「自然」又はこれらに類する用語は、「天然塩」、「自然塩」等、塩を直接修飾する表現として使用することはできない。ただし、塩を直接修飾しない表現として使用する場合についてはこの限りではない。
引用:(特定用語の使用基準)第5条
天日塩を含む、なるべく自然な製法のミネラルバランスの優れた塩を探すには、
製造工程に「天日」と書かれているもの、または結晶化の工程だけを開放釜で煮詰める「天日、平釜」と記載された製品がおすすめです。


平釜とは?
「平釜」とは、塩水を密閉されていない釜(開放釜)で煮つめ、濃縮または結晶化させる工程のことです。
製品に「天日、平釜」と記載がある場合は、“塩水を太陽熱や風力を利用して濃縮させたのち、平釜で煮詰めて結晶化させた塩”という意味。
「平釜」のみが書かれている場合は、“長時間煮詰めることで濃縮→結晶化させた塩”という意味です。
開放釜で煮詰めて塩の結晶をつくる方法です。釜に蓋があっても、形状が縦長であっても、大気圧に開放されていれば平釜といいます。
引用:工程用語>6)平釜:
その他(逆浸透膜)


「逆浸透膜(淡水化膜、RO膜)」とは、海水を濃縮させる工程のこと。
圧力をかけた海水を逆浸透膜に通すことで真水のみが膜を通過し、約2倍に濃縮された海水を得ることができます。
海水中の塩分を逆浸透膜を利用して濃縮する工程。海水から真水を作る時に出る濃い海水(塩分6%)を利用。
引用:工程用語>逆浸透膜
機械を利用した効率的な方法ですが、イオン膜とは違い「逆浸透膜」を利用しても海水成分比はほとんど変わりません。
そのためこの工程が行われていても栄養面では問題がないことが多く、製法にこだわりがなければ表示があっても気にする必要はありません。
・参考URL:食用塩公正取引協議会>用語解説
本物の食塩おすすめ10選!


国内メーカーのなかから、“おすすめの塩”を紹介します。
「天日」や「平釜」といったなるべく自然な製法ものを中心に、多様なミネラルが残されている製品をピックアップ。
スーパーでも買える身近な種類もありますので、ぜひご覧ください!
商品名 | 詳細 |
---|---|
![]() ![]() 【海の精】あらしお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:86.36g マグネシウム:700mg |
![]() ![]() 【海の精】やきしお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日、平釜、高温焼成 食塩相当量:93.98g マグネシウム:760mg |
![]() ![]() 【海の精】ほししお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日 食塩相当量:92.38g マグネシウム:525mg |
![]() ![]() 【沖縄海塩研究所】粟国の塩 | 原材料名:海水(沖縄県粟国島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:73.4g マグネシウム:1660mg |
![]() ![]() 【白松】浜御塩 | 原材料名:海水(長崎県対馬) 工程:逆浸透膜、平釜 食塩相当量:86.7g マグネシウム:640mg |
![]() ![]() 【高江洲製塩所】浜比嘉塩 | 原材料名:海水(沖縄・浜比嘉島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:96g マグネシウム:297mg |
![]() ![]() 【ソルティーブ】土佐の塩丸 | 原材料名:海水(高知県) 工程:天日 食塩相当量:90.424g マグネシウム:524mg |
![]() ![]() 【パラダイスプラン】雪塩 | 原材料名:海水(宮古島) 工程:逆浸透膜、加熱ドラム 食塩相当量:72.6g マグネシウム:3310mg |
![]() ![]() 【ぬちまーす】沖縄の海塩 ぬちまーす | 原材料名:海水 工程:逆浸透膜、噴霧乾燥、低温焼成 食塩相当量:75.5g マグネシウム:3360mg |
![]() ![]() 【蒲刈物産】海人の藻塩 | 原材料名:海水(瀬戸内海)、海藻 工程:逆浸透膜、立釜、浸漬、平釜、焼成 食塩相当量:93.7g マグネシウム:1010mg |
※栄養成分は100gあたりの推定値



詳しく解説していきます♪
【海の精】あらしお
海の精の『あらしお』は、伊豆大島の清らかな海水を使用した伝統塩。
海水由来のにがり成分をほどよく残しているため、塩気だけでなくほのかな“甘さ”や“旨み”を含んでいます。
素材の美味しさをぐっと引き出し、万能に使える“あら塩”です。



おにぎり、スープ、炒め物などあらゆる料理に♪
【海の精】やきしお
海の精の『やきしお』は、あらしおを高温で焼き切った、サラサラタイプのお塩です。
600度以上の高温で焼き上げ、湿気のもとである“にがり成分”を分解。
マグネシウム量はそのままに、苦味の少ないまろやかで奥深い味わいに仕上げています。
ゆで卵や焼き魚、天ぷらにかけたり、煮物や炒め物など料理の味付けにも便利です。



食卓ビン、詰め替え用、スタンドパックまで♪






【海の精】ほししお
海の精の『ほししお』は、太陽熱や風力といった自然の力を利用して結晶化させた、国産ではめずらしい“天日海塩”です。
伊豆大島の海水100%を使用し「ネット架流下式塩田」で海水を濃縮、「温室式結晶皿」でじっくり結晶化させています。
ゆっくりとける“ザラメ状”で、お吸い物やスープなどの調味料として、お刺身や天ぷらなどの“つけ塩”としてもおすすめです。



“非加熱結晶”ならではの旨み!
【沖縄海塩研究所】粟国の塩
沖縄海塩研究所の『粟国の塩』は、沖縄県・粟国島近海の海水を原料にした、マイルドな味わいのお塩です。
くみ上げた海水は10日間かけて水分を蒸発させ、平釜で30時間じっくり煮詰めて結晶化。約1ヶ月ほどの時間をかけ丁寧に仕上げられています。
素材の旨みを引きたて、さまざまな料理の味付けにはもちろん、手作りの梅干しやお味噌といった加工品の材料としてもおすすめです。
【白松】浜御塩
白松の『浜御塩』は、天然の海藻が生い茂る長崎県・対馬海流の海水を原料につくられています。
くみ上げた海水は「逆浸透膜」を利用して効率的に濃縮。さらに、職人の手によって「平釜」で一昼夜煮つめながらじっくり結晶化させています。
ほどよい甘みと旨みを残した“粗塩タイプ”で、おにぎりや焼き魚、煮物などの和食料理にぴったりです。
※逆浸透膜とは、海水を濃縮する工程のこと。
【高江洲製塩所】浜比嘉塩
高江洲製塩所の『浜比嘉塩』は、自然豊かな沖縄県・浜比嘉島の海水100%。
昔ながらの「流下式塩田」を利用し、太陽や風力の自然エネルギーで濃縮。さらに、職人の手によって「平釜」でじっくり炊き上げられています。
苦味の少ない、まろやかな味わいが魅力。和洋中、さまざまな料理に使える粗塩タイプです。



沖縄の自然から生まれた伝統海塩!
【ソルティーブ】土佐の塩丸
『土佐の塩丸』は、太陽や風力といった“自然エネルギー”のみを利用してつくられた、国産ではめずらしい天日塩。
高知県近海の海水を使用し、夏場は約1ヶ月、冬場は2ヶ月以上もの時間をかけて結晶化させています。
粒度の細かい『青丸』は、素材になじみやすい万能タイプ。粒度の粗い『白丸』は、焼肉や天ぷらなどのつけ塩にぴったりです。
火を使って焚き上げていないので、海本来の複雑な“旨み”がそのまま残されています。
【パラダイスプラン】雪塩
沖縄県・宮古島の海水が原料の『雪塩』は、“粉雪”のようにきめ細かく、まろやかな味わいのお塩です。
地下約22メートルから汲み上げられる海水は、サンゴ礁のはたらきで形成された“琉球石灰岩”によって、天然にろ過されたきれいな水。
さらに、地層から染み出した“カルシウム”などのミネラルが豊富に含まれています。
これを特殊技術によって、瞬時に結晶化。海の恵みがまるごと入った特別な塩を生み出しています。



一般的な塩の約1/4サイズ!
【ぬちまーす】沖縄の海塩 ぬちまーす
パウダー | 顆粒 |
---|---|
工程:逆浸透膜、噴霧乾燥、低温焼成 | 工程:逆浸透膜、噴霧乾燥 |
食塩相当量:75.5g | 食塩相当量:77.3g |
マグネシウム:3360mg | マグネシウム:2390mg |
カリウム:970mg | カリウム:1100mg |
カルシウム:700mg | カルシウム:1040mg |
“命の塩”という意味を持つ『ぬちまーす』。一般の塩よりも塩分が控えめでまろやかな味わいが特徴です。
原料となるのは、沖縄県宮城島の太平洋側の海水。細かい霧を発生させる“常温瞬間空中結晶製塩法”により、海水そのままを瞬時に結晶化させています。
素材に馴染みやすい『パウダータイプ』と、さらっとした『顆粒タイプ』の2種類を展開。
海水に含まれるマグネシウムなどの多様なミネラルを豊富に含んだ、人気のお塩です。
【蒲刈物産】海人の藻塩
『海人の藻塩』は、瀬戸内海の美しい“海水”と天然の旨味がつまった海藻“ホンダワラ”が原料のお塩です。
尖った塩気がなく、海の深い旨みや甘みを感じさせる、まろやかな口当たりが魅力。素材を引き立て、さまざまな料理にお使いいただけます。
『スタンドパック』や『業務用』のほか、『巻紙包み』や『土器入り』など多彩なラインナップで、贈り物にもおすすめです。



おにぎり、焼き魚などシンプルな料理にぴったり!




まとめ:「工程」と「食塩相当量」をチェック!


市販されている食塩の違いや選び方、ミネラルバランスのよい“おすすめの海塩”を紹介しました。
たくさんの種類がある“塩”ですが、パッケージの「製造工程」や「食塩相当量」をチェックすれば、違いは明らか。
製造工程には、なるべく自然の力を利用して製塩された「天日」や「平釜」といった表示のある製品がおすすめ。
逆に「イオン膜」と書かれているものや、塩分相当量が99gに近い“塩化ナトリウム”だけの塩は、
ミネラルバランスが偏っているだけでなく、単なるしょっぱいだけの塩なので“調味料”として購入するには避けたいところです。
多様な海のミネラルが残った「本物の塩」はカラダに優しいだけでなく、素材の味をグッと引き出し料理をさらに美味しく仕上げてくれます。



