蜂蜜ってどうやって選べばいい?
そんな疑問にお答えします。
日々の体調管理や美容にも嬉しい「蜂蜜」ですが、市場にはたくさんの種類が並んでいて何がいいのか迷いますよね。
どうせなら美味しくて、カラダにもやさしい種類を選びたい!なんて思っていても、
商品を見ただけでは違いがピンとこない……。そんな方も多いはず。
そこでこの記事では、ハチミツの種類や選び方、おすすめの蜂蜜や通販サイトを紹介します!
この記事を読めば、今後はちみつ選びで迷うことがなくなります。
蜂蜜を選ぶときの注意点
養蜂をめぐる情勢について、令和4年農林水産省の調査によると、国内に流通している蜂蜜(約50千トン)のうち約95%が輸入に頼っています。
またその海外産蜂蜜の約66%が中国、ついでカナダ、アルゼンチンとなっていて国産蜂蜜はとても希少であることがわかります。
偽物が多い蜂蜜
蜂蜜は、過去に表示されている内容と中身を偽った状態で販売し問題になったケースが多くあり、
具体的には産地や原材料の偽装、基準値越えの農薬、抗生物質の検出などが上がっています。
2021年欧州委員会が主導した調査では、輸入ハチミツ320のサンプルのうち、46%に異物が混入されている可能性があることを伝えています。
日本でも中国産はちみつの混ぜられた商品を「国産はちみつ」と偽って販売し、景品表示法違反として指摘されたケースもでています。
純粋な蜂蜜はとても高価なため、大量生産できる輸入品に頼ったり、混ぜ物によってコストを下げて安く販売するといった偽装が行われやすいのが現状です。
それだけに、どれだけ信頼性の高いメーカーを見つけるかが、とても重要になっています。
国産であれば、どこの養蜂家であるかトレーサビリティの確保された種類であること、
輸入品であれば、大量生産されやすい中国・カナダ・アルゼンチン産あたりは、注意深く品定めをする必要がありそうです。
ハチミツの農薬
日本では除草剤であるグリホサートの基準を0.05ppmに定めています。
ハチは、巣箱から半径2〜3kmの範囲を飛びまわり蜜を集めるとされていて、環境によっては農薬が撒かれた花の蜜をもってくる可能性も考えられます。
つまり国産でも輸入蜂蜜であっても、産地の土壌や環境がとても重要だということです。
そのためオーガニック認証を受けている蜂蜜や、ヨーロッパなど基準が厳しくそもそも農薬の使用量が少ない国のもの、
または残留農薬分析検査がしっかり行われているメーカーさんを選ぶのがおすすめです。
純粋はちみつは本物?
蜂蜜には多くの種類があり選ぶのが難しいように感じますが、まずは原材料をチェックし、
「はちみつ(国名)」のみが書かれている、無添加のハチミツを選びましょう。
はちみつ類の表示に関する公正競争規約及び施行規則によると「純粋」や「Pure」の文言は、はちみつ類以外には表示してはならないとしています。
この「はちみつ類」とは、はちみつ・甘露はちみつ・巣はちみつ及び巣はちみつ入りはちみつを指し、水あめや添加物などの混ぜ物をしていない蜂蜜のことを指しています。
つまり「純粋はちみつ」・「ピュアハニー」などといった名称で販売されている種類も無添加であるということです。
しかし先ほど解説したように、中身の偽装や農薬のリスクは無添加はちみつであっても存在しますので、
ひとつの見分け方として知っておくのがおすすめです。
おすすめの無添加はちみつ4選!
混ぜ物をいっさい使用せず、品質管理をしっかり行っている蜂蜜メーカーから、おすすめの無添加はちみつを紹介します。
記念日や季節の贈り物などギフトにも人気の種類もありますので、お買い物の参考になれば幸いです。
※ランキングではありません。
蜂蜜は1歳未満の乳児に与えないでくださいね!
【 ハニーマザー】フォレストハニー・ハニーデュー
マヌカハニーやグルテンフリー食品でお馴染みのハニーマザーでは、ニュージーランド産はちみつの『フォレストハニー』や『ハニーデュー』を販売しています。
『フォレストハニー(森の蜂蜜)』とは、手つかずの自然がそのまま残る原生林から、ミツバチが集めたはちみつのこと。
とろっと濃厚なテクスチャーで、クセがなくマイルド。ハーブやワイルドフラワー、柑橘を思わせる香りとエレガントな後味をお楽しみいただけます。
すんだ琥珀色の『ハニーデュー』は、花蜜ではなくブナの樹液を原料とする希少なハチミツです。
豊富なビタミンやミネラル、酵素を含み、黒糖のような深い甘みで、和の料理やスイーツにも◎
どちらもニュージーランドから輸出の際、毎回残留農薬(除草剤グリホサート成分)の検査が行われ、限界検出値0.010mg/kg以下が証明されたものだけを取り扱っています。
非加熱はちみつ
ニュージーランドでは、みつばちへの抗生物質の投与は禁止。もちろん混ぜ物なしの無添加です。
【ミエリツィア】 オーガニックハチミツ
ミエリツィアは、1979年に誕生したイタリアの養蜂協同組合(CONAPI)が手掛けるハチミツブランド。
全アイテムEUオーガニック規定認証を受けた蜂蜜であり、認定を受けたものは化学物質、汚染物質が全く検出されないことや、
特定のエリアに育った自然の花々であり、蜂に合成物質、化学物質を使用していないことが認められています。
有機はちみつ(ルーマニア、イタリア)
もちろん混ぜ物なしの無添加です。
【食べチョク】国産はちみつ
食べチョク
日本全国の養蜂家こだわりの無添加ハチミツが数多く登録されていて、全国どこでもお取り寄せが可能です。
国産の新鮮な蜂蜜を手軽に手に入れられるだけでなく、国内養蜂家さんの応援にもなりおすすめです。
養蜂家さんの顔や、こだわりがわかる!
\ 食べチョク公式サイト /
【マイハニー】ハンガリー産アカシアはちみつ
マイハニーのハンガリー産『アカシアはちみつ』は、自宅用に便利なチューブボトルや携帯用スティック、ギフトにも嬉しい瓶詰めタイプなどの様々な種類がでています。
日本にわずか2%しか流通していないハンガリー産はちみつですが、
マイハニーではハンガリー大使館が品質検査を実施した、本物のハンガリー産蜂蜜の証明がされています。
クセがなく食べやすいので、そのままでもお料理に活用するのも◎。季節の贈り物や大切な方へのプレゼントにもおすすめです。
アカシア蜂蜜(ハンガリー産)
軽くて柔らかいハチミツです♪
まとめ:自然で美味しい蜂蜜を選ぼう!
良い蜂蜜の見分け方や注意点、おすすめの無添加はちみつを紹介しました。
蜂蜜には原産国の偽装や、混ぜ物の使用など様々な問題を抱えています。
まずは原材料にはちみつ以外の文字が書かれていないこと。さらに原産国を確認して、納得できる品質のものを選びましょう。
国産なら「純粋・ピュア」などと書かれている無添加ハチミツや、ヨーロッパ圏などの管理の厳しい国の種類を選ぶのがおすすめです。
また、抗菌力の高いマヌカハニーについては以下の記事で詳しく解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。