安心して食べられる梅干しってどんなもの?
そんな疑問にお答えします。
日本伝統の漬物であり、夏バテ防止・疲労回復など様々な効果をもたらしてくれる「梅干し」ですが、
市販には、必要以上の添加物が使われているものがあります。
これは最近人気の「減塩タイプ」や、子供も食べやすい「はちみつ梅ぼし」などといった種類も同様で、品質には十分注意したいところです。
そこでこの記事では、市販されている梅干しの避けたい原材料とその見分け方を解説。
通販でもお取り寄せ可能な、おすすめの無添加うめぼしを紹介します。
この内容を知れば、品質の高い梅干しを選ぶ知識が身に付くだけではなく、国産・自然派でおいしい梅干しに出会えます。
添加物だらけ?うめぼしの注意したい原材料と見分け方
うめぼしは、「うめ・塩・(しそ)」のみで漬けられる、いったってシンプルな食品です。
しかし使われる梅の品質が悪かったり、極端に食塩の量を減らした「減塩うめぼし」などといった種類には、
保存料をはじめとする、多くの添加物が使われていることがあります。
梅漬け
農産物塩漬け類(3.21)のうち,梅の果実を漬けたもの又はこれを梅酢若しくは梅酢に塩水を加え
たものに漬けたもの(しその葉で巻いたものを含む。)。
梅干し
梅漬け(3.22)を干したもの。〜中略〜
調味梅干し
梅干し(3.23)を砂糖類,食酢,梅酢,香辛料等若しくはこれらに削りぶし等を加えたものに漬けたもの又は調味梅漬け(3.24)を干したもの(しその葉で巻いたものを含む。)。
ちなみに、基本の原材料以外の添加物が含まれた梅干しは「調味梅干し」として販売されますが、
調味梅干しだからといって必ずしも添加物が含まれていたり、危険か?といえばそうでもありません。
調味梅干しであっても、はちみつやお酢、砂糖など最低限の原材料で漬けられた無添加うめぼしも存在します。
これらを見分けるには、原材料をひとつひとつチェックするしかありません。
「減塩うめぼし」・「塩分控えめ」は注意
減塩うめぼしとは、その名の通り梅干しに使う塩の量(塩分濃度)を減らしてつくられた梅ぼしのこと。
梅干しを漬けるには、本来15%前後の塩分が必要で、
しっかり塩分が含まれているからこそ、保存性の高い食品として販売することができます。
しかしこれを減らしているということは、その効果を別の原材料で補う必要があります。
一般的な「減塩うめぼし」には、しょっぱさを担う酸味料、それをまろやかにする甘味料、
保存性を高めるアルコール(酒精)やビタミンB1(V.B1)、
さらに調味料(アミノ酸等)や香料、着色料など、味や香り、見た目を補うために多くの添加物が使われがち。
もちろん「減塩タイプ」以外でもこれらの添加物が含まれているものもありますが、
極端に塩分濃度が低いものや、同じく塩分を抑えた「はちみつ梅干し」といった種類は、とくに注意して選ぶ必要があります。
使われている「食塩」について
減塩タイプの梅干しをお探しなら、使われている「食塩」の種類にも注目したいところです。
一般的な加工食品に使われる塩は「精製塩」といって、ナトリウム以外のミネラルがほとんど失われた塩を使用しています。
これに対し、いわゆる「天然塩・自然塩」といった種類には、ナトリウムを含むミネラルがバランスよく含まれていて、
減塩を気にしている方こそ、こういったタイプの塩を使われている梅干しがおすすめです。
またミネラルバランスのすぐれた塩を使った梅ぼしは、カドのないまろやかな梅に仕上がり、
最低限の原材料でもおいしい梅干しができるといったメリットもあります。
逆に精製塩を使った梅干しは、しょっぱいだけで美味しくない梅干しになりがち。
そのため添加物などのほかの原材料で甘みを加えたり、化学調味料で味付けされたりされることも少なくありません。
そのため梅干し選びには、使われている塩も重要なのです。
おすすめ無添加うめぼし・はちみつ梅 7選!
おすすめの無添加うめぼしを紹介します。
使用されている「梅」は、国産又は有機栽培などの品質にこだわった種類のみ。
子供に人気の「はちみつ梅」や、とってもお得な「大容量」もありますので、ぜひご覧ください。
商品名 | 内容量 |
---|---|
【梅ボーイズ】無添加うめぼし | 280g/1000g |
【竹内農園】紀州しそ梅ぼし | 500g/1000g |
【マルシマ】仙人梅 | 200g / 800g |
【旬の食卓便】中本農園の無添加梅干し | 300g〜 |
【紀州梅香】無添加・減塩うめぼし | 500g/1000g |
【ムソー】有機・梅干 | 180g / 1000g |
【食べチョク】農家さんの梅干し | (産直サイト) |
※ランキングではありません。
詳しく解説します♪
【梅ボーイズ】無添加うめぼし
梅ボーイズとは、和歌山県の梅農家さんが手がける、無添加うめぼしの販売店。
人気の『塩と紫蘇だけで漬けた梅干し』は、南高梅と天日塩、赤じそで漬け込まれた、昔ながらのすっぱいうめぼしです。
その他にも、1kgの大容量や訳あり品、ギフトセットなど様々な梅製品も販売されています。
完熟南高梅、天日塩、赤紫蘇
ご飯にも、煮物や和物などの料理にも◎
【竹内農園】紀州しそ梅ぼし
竹内農園の『紀州しそ梅ぼし』は、紀州南国梅を食塩と紫蘇のみで漬け込んだ、無添加梅干しです。
紀州南高梅は、和歌山県産の特別栽培されたものを使用。
昔ながらの酸っぱい梅干しで、温かいごはんや汁物、煮物など様々な料理に活用できます。
梅、紫蘇、漬け原材料(塩)
1kgの大容量も♪
【マルシマ】仙人梅
マルシマの『仙人梅』は、紀州産の梅を使用した伝統製法のこだわり梅干しです。
使用されている梅は、化学肥料・化学合成農薬不使用で栽培。
赤松の新芽とともに漬け込み、土用干しするという昔ながら方式が受け継がれています。
食塩には、沖縄で製造されている「シママース」が使用されています。
梅(紀州産)、しそ、漬け原材料(食塩)
シママースの詳細はこちら。
【旬の食卓便】中本農園の無添加梅干し
旬の食卓便の『中本農園の無添加梅干し』は、自然栽培の無農薬うめを使用した昔ながらの梅干しです。
自然の梅の旨みを最大限生かし、塩で漬け込んだだけの贅沢な味わい。
そのままでも、おにぎりや汁物、煮物など様々な料理に活用できます。
梅 天日塩(赤穂の塩)
無農薬&無添加の貴重な梅干し!
【紀州梅香】無添加・減塩うめぼし
紀州梅香では、無添加で減塩タイプの梅干しを多数販売しています。
栽培から加工までを一括管理。国産のりんご酢や鹿児島県産の粗糖、瀬戸内海産の塩を使用した、食べやすい梅干しです。
減農薬栽培された梅を使用した『訳ありつぶれ梅(塩分3%)』や、九州産はちみつを使用した『低塩はちみつ梅つぶれ梅(塩分6%)』、
『無農薬畑の上質梅干(塩分3%)』などどれも栽培と品質にこだわっています。
南高梅(和歌山県産)、漬け原材料(りんご酢、粗糖、食塩)
減塩&無添加うめぼし◎
【ムソー】有機・梅干
ムソーの『有機・梅干』は、奈良県産の有機栽培された梅を使用したオーガニック梅干しです。
食塩には、沖縄で製造されている「シママース」を使用。
基本の原材料のみでつくられたすっぱい梅干しは、ご飯やお茶漬け、煮物や和物など様々な料理に活用できます。
有機梅(奈良県産)、食塩、漬け原材料(有機梅酢、有機しそ)
シママースの詳細はこちら。
【食べチョク】農家さんの梅干し
食べチョクとは、国内の生産者さんと直接つながることのできる産直サイト。
全国の農家さんこだわり栽培の食品が適正価格で購入でき、無添加うめぼし
ご当地だけの限定梅干しやギフトセットも豊富で、その地域や小規模農家さんの応援もなりおすすめです。
\ 食べチョク公式サイト/
まとめ:シンプルな原材料の無添加うめぼしを!
市販されている梅干しの注意したい原材料と、通販でお取り寄せできる国産・無添加うめぼしを紹介しました。
梅干しは本来「梅・塩・しそ」以外の原材料は必要ありません。
しかし使われている梅の品質が悪かったり、
極端に食塩の量を減らした「減塩うめぼし」や「塩分控えめ」といった種類には、保存料をはじめ多くの添加物が使われがち。
選ぶなら、なるべくシンプルな原材料で漬けられた「本物の梅干し」を選びましょう。
しょっぱい梅干しが苦手なら、はちみつやお酢、砂糖など最低限の素材でつくられた無添加の「はちみつ梅干し」がおすすめです。
ミネラル豊富な梅干しは、疲労回復・夏バテ防止など様々な効果をもたらしてくれます。