
ワインの添加物って気にした方がいいの?
そんな悩みにお答えします。
普段の食事にも、プレゼントにも嬉しいワインですが、種類が多すぎてどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
とくに、市販の安いワインには、「濃縮還元ぶどう果汁」と書かれている種類や、添加物の「酸化防止剤」の存在も気になるところです。
そこでこの記事では、ワインに含まれる添加物や濃縮還元ぶどう果汁の意味と注意点。
さらにおすすめのワインや通販ショップを紹介します!
※濃縮還元ではないジュースについては以下の記事で紹介しています。


酸化防止剤不使用ワインと濃縮還元ぶどう果汁とは?


市販のワインを選ぶときに、知っておきたいポイントは 2つ です。
それが以下の通り。



詳しく解説します!
酸化防止剤(亜硫酸塩)について


ほとんどのワインに入っている添加物が、食品添加物の「亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム)」です。
☆亜硫酸ナトリウム(亜硫酸Na、亜硫酸塩、亜硫酸ソーダ)、二酸化硫黄
水によく溶け、強力な還元作用により漂白します。酸化防止、変色防止、保存、防かびなどの効果もあります。
引用:用途別 主な食品添加物 漂白剤
ワインには、「酸化防止剤」や「保存料」などの目的で添加され、その量が多いとワインの味を落としたり、カラダにも負担がかかるため、食品ごとに上限が定められています。
しかし亜硫酸塩自体は、ワインの発酵過程においてわずかに自然発生するものでもあります。
そのため自然に作られるワインでも、亜硫酸塩が完全にゼロの種類は存在せず、
添加物として亜硫酸塩を使っていなくても原材料に「亜硫酸塩」と書かれることがあります。
日本では亜硫酸塩の上限が0.35g/kg未満と定められていますが、メーカーによってどれだけ添加されているかは分かりません。
・参考:日本食品化学研究振興財団
あまりに安く売られているワインは、工場で大量生産されているため、多く添加されている可能性があり注意したいところです。
亜硫酸塩は抗酸化及び抗菌特性を持っており、食品の品質と外観を維持するために添加物として食品工業で広く用いられている。それはヒトの体及び食品の両方に天然に存在し、いくつかの微生物によっても産生される。コーディアル(訳注:果汁飲料)、ドライフルーツ、ソーセージ及びワインは通常、亜硫酸塩を含む食品である。
引用:食品安全関係情報詳細
酸化防止剤不使用ワインは安全?
亜硫酸塩を添加せずワインを作るとなると、徹底した温度管理や衛生管理が必要になり、メーカーが限られてきます。
また、ラベルの欄に亜硫酸塩の文字がない低価格な「酸化防止剤不使用ワイン」は、加熱や濾過、培養酵母の使用など人工的な方法で除去されている場合があるため注意が必要です。
そのため「亜硫酸塩」という表示があるものでも、あとから酸化防止剤を添加していない or 最低限に抑えられているもので、自然な製法で作られているワインがおすすめです。
これらを選ぶには、「自然派ワイン」「ナチュラルワイン」「ヴァン・ナチュール」などのキーワードで探してみたり、
フランスの自然派ワイン認証制度である「ヴァン・メトード・ナチュール(Vin Méthode Nature)」の認証を受けているものだと、
亜硫酸塩無添加または、合計30mg/L 未満である、ナチュラル製法のワインが認証ラベルで区別されています。
ヴァン・メトード・ナチュールはこれ以外にも、100%有機農法で手摘みで収穫されたものである、自然酵母を使用している、熱醸造・低温抽出・濾過・遠心分離等の禁止などが決められていて、
確実に、亜硫酸塩の少ないナチュラルなワインを探すことができます。


濃縮還元ぶどう果汁とは?


ワインで気をつけたいのが、原料に濃縮還元ぶどう果汁などと書かれている「ワイン」です。
日本国内で「ワイン」として販売が許されているものには、以下の3つの種類があります。
- 日本ワイン…国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造された果実酒
- 輸入ワイン…海外から輸入された果実酒及び甘味果実酒
- 国内製造ワイン…日本ワインを含む、日本国内で製造された果実酒及び甘味果実酒。
注目したいのが「国内製造のワイン」です。
これには日本ワインのほかに、濃縮果汁などの海外の原料を輸入し日本国内で製造したものも含まれ、表示ラベルには「濃縮果汁使用」などの表示が義務付けられています。
濃縮果汁を希釈したものは「濃縮還元○○果汁」と、濃縮果汁を希釈していないものは「濃縮○○果汁」と表示する。この場合において、「○○」については、果実の名称を記載するものとする。
引用:果実酒等の製法品質表示基準を定める件
なお、三種類以上の果実の濃縮果汁を使用した場合は、使用量が上位三位以下の果実の濃縮果汁の名称を「濃縮還元その他果汁」又は「濃縮その他果汁」と表示することができる。
ジュースの記事でも解説した通り濃縮還元とは、海外からの輸送コストを減らすなどの目的で考えられた方法です。
果物を加熱し、水分をなくした状態で輸入→日本国内で水やアルコールを添加してつくられます。
また、このままでは美味しくないので、あとから香料や酸味料などの添加物で味を調整されるのが一般的。
このように濃縮還元果汁が使われるワインは、本来の製造方法とはまったく違う方法で作られるだけでなく、
- 果物の栄養素が損なわれている
- 輸入品のため農薬が多く使われているリスクが高い
- 多くの添加物が足されている可能性がある
というリスクが考えられます。
また、加熱処理しているので腐敗しにくく、酸化防止剤をいれる必要がないので「酸化防止剤不使用のワイン」として売られること多いのです。
ワインを選ぶときは、裏面に「濃縮還元」の文字がないか注意しましょう。


おすすめ自然派&無添加ワイン・通販ショップ6選!


おすすめの自然派ワインを紹介します。
どれも有機・オーガニック原料を使用したものや、ヴァン・メトード・ナチュール認証を取得しているもの、
さらに酸化防止剤などの添加物不使用又は少ない、ナチュラル製法で作らたワインが買える通販サイトです。
ショップ名 |
---|
![]() ![]() 【うきうきワインの玉手箱】世界の自然派ワイン |
![]() ![]() 【神田商店】無添加・オーガニックワイン |
![]() ![]() 【wa-syu】日本ワイン通販サイト |
【WINENATION】国内最大級の通販サイト |
![]() ![]() 【食べチョク】農家さんの国産ワイン |
![]() ![]() 【ワインショッフ ソムリエ】直輸入・直販サイト |
※ランキングではありません。



詳しく解説していきます♪
【うきうきワインの玉手箱】世界の自然派ワイン
うきうきワインの玉手箱は、フランスワインをはじめとした世界中のワインを扱う専門ショップです。
楽天市場、Yahooショッピング、auPAマーケットなどで購入が可能で、
「ヴァン・メトード・ナチュール(Vin Méthode Nature)」認証を受けた種類など、無添加又は、亜硫酸塩の少ない自然派ワインが探しやすいのが特徴です。







その他、「Vin Méthode Nature認証」のワインは以下のリンクからご覧いただけます。
→楽天市場 →Yahooショッピング →auPAYマーケット
【神田商店】無添加・オーガニックワイン
神田商店は、世界中のワインや日本の地酒までを取り扱う専門店。
とくに酸化防止剤が使われていない無添加ワインや、オーガニックの種類を多く取り扱っているので、自然派ワインをお探しの方に人気です。
まとめて買えるお得セットや、特別な日のギフトセットもおすすめです。



アマゾン・楽天市場・Yahooショッピングなどでご覧いただけます。






【wa-syu】日本ワイン通販サイト


wa-syuは、日本ワインの楽しさを伝える専門のオンラインショップです。
全国の生産者と繋がり、日本の職人技を生かした魅力的なワインやコンテンツが満載。
酸化防止剤不使用の無添加ワインや、有機原料を使用した種類も多く、国産の自然派ワインをお探しの方におすすめです。



初心者さんでも探しやすい♪
\ wa-syu公式サイト /
【WINENATION】国内最大級のワイン通販サイト
ワインネーションは、国内最大級のワインの品揃えのある通販サイトです。
オーガニックワインや、酸化防止剤不使用などの自然派ワインはもちろん、飲み比べのできるセットまで、
4,500種以上のなかから、特別な1本をお選びいただけます。
\ 3,980円以上で送料無料 /
【食べチョク】農家さんの国産ワイン


食べチョクとは、国内の農家さんと直接やりとりのできる、産地直送の通販サイトです。
食べチョクのワイン
国産のワインが欲しい、特別な1本を探している、、そんな方にもおすすめのサイトです。
\ 食べチョク公式サイト /
【ワインショッフ ソムリエ】直輸入・直販サイト
ワインショップソムリエは、東京六本木に実店舗を運営する直輸入・直販サイトです。
フランスを中心にヨーロッパ各国、南米やオーストラリアなど世界各地から厳選したワインを輸入、ソムリエ自らが販売しています。
直輸入のため、オーガニックや無添加などの自然派ワインを、ちょっとお得に購入できるのでおすすめです。



ギフト対応も可能です♪
\ 毎日15時までの注文で当日出荷 /
まとめ:本物の美味しいワインを選ぼう!


ワインに使われる添加物と濃縮還元ぶどう果汁について、さらに自然派ワインが購入できるおすすめサイトを紹介しました。
安いワインのなかには、原材料に「濃縮還元ぶどう果汁」と書かれているものが混ざっています。
このような飲み物には、添加物や農薬のリスクが高いうえに、「酸化防止剤不使用のワイン」として売られていることも多いです。
購入には、日本ワインや輸入ワインなど本来の製造工程でつくられたものを選びましょう。
さらに、オーガニックや酸化防止剤が過度に使われていない、自然派ワインが最もおすすめです。



