買ってはいけない塩ってどんなの?
そんな悩みにお答えします。
私たちの生活にかかせない調味料である「塩」ですが、いざスーパーなどで選ぶとなると種類が多くて迷いますよね。
できるだけカラダにやさしいものを選びたいけれど、何を見ればいいのか・どこを比べればいいのか分からないという方も多いはず。
しかし「塩」には、ナトリウムだけでなくカリウムやマグネシウム、カルシウムなどの多くの「ミネラル」を含む、体内とっても大事な栄養素のひとつ。
安易に選んでしまうと、せっかくの栄養素が失われたナトリウムだけの塩や、不必要な添加物が含まれている場合もあります。
そこでこの記事では、市販の塩の種類や選び方、さらにおすすめ天然塩を紹介します。
これを知っていれば、あらゆる塩の違いがわかるようになり、自分にぴったりの種類を見つけることができます!
食塩には「海塩」と「岩塩」がある
食塩には、大きく分けて「海塩(海水塩)」と「岩塩」があります。
「海塩」とは海水を原料にした塩のことで、日本で市販されているほとんどの種類がこれに当たります。
スーパーなどでよく見る『伯方の塩』や『赤穂の天日』も海塩です。
一方「岩塩」とは、海底の地殻変動によって海の一部が陸地に閉じ込められてできた「塩の結晶」から採取された塩のことで、
世界的にみると岩塩が主流ですが、日本では採ることができません。
海塩の見分け方は「製造工程」をチェック
海塩は、ラベルに書かれている「製造工程」によって大きな違いがあります。
そもそも海水から塩を製造するためには、塩分濃度約3%の海水をいったん濃縮してから結晶化させるという方法が基本であり、
ラベルには必ず「濃縮→結晶化」の方法が書かれています。
「濃縮」の工程には、イオン膜・逆浸透膜・溶解などの方法があり、「結晶化」の工程には、立釜・噴霧乾燥などがあります。
太陽や風力などの自然エネルギーを利用した天日は、濃縮と結晶化のどちらも担う場合があります。
濃縮する工程(濃い塩水をつくる) | 結晶化させる工程 |
---|---|
イオン膜 | 平釜※ |
逆浸透膜 | 立釜 |
溶解 | 噴霧乾燥 |
浸漬 | 加熱ドラム |
天日 |
※平釜(開放釜で煮詰める)は主に結晶化工程で用いられますが、ごく稀に濃縮から結晶化までを平釜で行う製塩方法もあります。
例えば「イオン膜、立釜」と書かれている塩の場合、「イオン膜で海水を濃縮し、立釜で加熱蒸発させて結晶化させてできた塩」であるという意味です。
結論から言えば「天日」や「平釜」と書かれた天然塩(自然塩)がおすすめですが、
最近では、安く・効率よく製造できる「イオン膜」や「立釜」を使ってできる精製塩や再生加工塩も増えてきています。
それぞれどんな、メリット・デメリットがあるのかをお伝えします。
精製塩(イオン膜・立釜)
精製塩とは、商品ラベルの【工程】の欄に、「イオン膜」と書かれているものが該当し、
天候に左右されず「はやく・安く」製造できるので、一般的に売られている多くの食塩や工業用の塩などがこの方法でつくられます。
イオン膜(イオン交換膜電気透析)とは、電気とイオン膜を利用して海水を濃縮し、塩の主成分である塩化ナトリウム(NaCl)を効率的に取り出す方法です。
電気を流した時に塩分だけを透過する膜を使い、海水の塩分を約6 倍(3%→約18%)に濃縮する方法です。
引用:1)イオン膜:>機能
写真↑のように「イオン膜、立釜」と書かれている場合、イオン膜を利用して海水を濃縮→立釜(密閉された釜)で加熱蒸発させ結晶化させているという意味です。
「立釜」とは平釜とはまったく違うタイプの塩釜で、濃い塩水を加熱蒸発して塩を結晶化させる密閉式の蒸発缶のことです。
完全密閉型蒸発缶を用いて、減圧または加圧状態で加熱蒸発させて、塩水を濃縮または結晶化する工程(できる塩:立方体)。
引用:用語解説>7)立釜:
消費者にとって安く購入できることはメリットですが、本来海水に含まれているナトリウム以外のミネラルがほとんどなくなってしまっている点がデメリット。
見分け方として食塩相当量が99g前後であり、塩化ナトリウム以外の成分が微量であるのも特徴のひとつです。
海水には、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどの多様なミネラルが含まれていて、
例えば、カリウムには体内の塩分濃度を調節する作用もあるため、これらが失われた精製塩は「減塩」を気にしている方にも避けたい種類です。
精製塩は安価のため、お菓子や調味料をはじめとする多くの加工食品に使われています。
買ってはいけないとまでは言い切れませんが、調味料として「塩」を購入するものくらいは、ミネラルバランスのとれた食塩がおすすめです。
・参考URL:食用塩公正取引協議会
再生加工塩(溶解・立釜)
再生加工塩とは、外国から輸入した天日塩を、国内で水や海水に溶かして濃い塩水をつくり立釜(密閉された釜)で煮つめて結晶化させた塩のことです。
天日塩とは、太陽熱や風力といった自然エネルギーを利用し、水分を蒸発濃縮させて結晶化させる方法で、湿度の高い日本ではあまり行われません。
そこで広大な土地や気候に恵まれた、メキシコやオーストラリアなどから輸入された天日塩を利用するのが「再生加工塩」です。
原材料には、海水ではなく「天日塩(国名)」と書かれていて、製造工程には「溶解・立釜」などの記載があります。
一般的に、精製塩より価格は上がりますが天然塩よりは安く購入できるといったメリットがあります。
しかし「溶解・立釜」の工程によって、精製塩とほとんど変わらないほどナトリウム以外のミネラルが失われている種類もあるので注意が必要です。
【例①:再生加工塩】
- 原材料名:天日塩(メキシコ)、炭酸マグネシウム
- 工程:溶解、立釜、乾燥、混合
- 塩化ナトリウム99%以上
【意味】メキシコから輸入した天日塩を水に溶かして(溶解)濃い塩水をつくり、立釜で煮詰めて結晶化し乾燥させる。さらに炭酸マグネシウムを混合してつくられた塩。
※「混合」とは「添加物を加える、または違う塩を混合する工程。」のことで、炭酸マグネシウムは塩を固まりにくくするための添加物です。
【例②:再生加工塩】
- 原材料名:輸入天日塩田塩(93% メキシコまたはオーストラリア)、 海水(7% 日本)
- 工程:溶解、立釜
- 食塩相当量 95.5g
【意味】メキシコやオーストラリアの天日塩を日本で海水に溶かして濃い塩水をつくる。これを立釜で煮詰めて結晶化させた塩。
天然塩・自然塩(天日・平釜)
一般的に天然塩や自然塩とは、自然エネルギーを利用して、海のミネラルをできる限り残したまま製造された塩のことです。
しかし「自然塩・自然海塩・天然塩」などの言葉に明確な定義はなく、食用塩公正競争規約ではこれらの言葉は使うことができません。
つまり、なるべく自然な製法のミネラルバランスの優れた塩を探すには、ラベルの内容をよく確認しないと見つけることができません。
見分け方は「天日・平釜」もしくは「天日」や「平釜」のみ書かれているものが該当し、塩分相当量は90g前後、もしくはそれ以下であることが多いです。
ちなみに製造工程に「天日」のみが書かれている天日塩は、解説したとおり日本の気候では広大な塩田で製造することは難しいです。
そのため日本では、「結晶盤」といって浅い箱型の容器(結晶盤)を使用してハウス内で濃縮・結晶化させるなどの、小規模な方法が採用されています。
天日塩:「天日塩」の用語は、塩田、流下盤、枝条架、ネット等を用いて、主に太陽熱又は風力によって水分を蒸発させる方法により結晶化した食用塩に限り表示することができます。従って、地下かん水、湖塩など、海水以外の原料を天日で濃縮・結晶化した塩も天日塩という名称が使えます。
引用:食用塩公正取引協議会>規約の概要
平釜とは?
「平釜」とは、密閉されていない釜で煮つめて、塩水を濃縮または結晶化させる工程のことです。
「天日・平釜」と書かれている場合は、太陽や風力を利用して蒸発させたのち、平釜で煮詰めて結晶化させた塩という意味。
「平釜」のみが書かれている場合は、長時間煮詰めることで濃縮→結晶化を行った塩、という意味です。
開放釜で煮詰めて塩の結晶をつくる方法です。釜に蓋があっても、形状が縦長であっても、大気圧に開放されていれば平釜といいます。
引用:工程用語>6)平釜:
その他(逆浸透膜)
逆浸透膜(淡水化膜、RO膜)とは、海水を濃縮させるための工程のこと。
圧力をかけた海水に、真水だけを透過させる逆浸透膜を使ってろ過すると、元の海水の2倍程度の濃度の海水を取り出すことができます。
海水中の塩分を逆浸透膜を利用して濃縮する工程。海水から真水を作る時に出る濃い海水(塩分6%)を利用。
引用:工程用語>逆浸透膜
機械を利用した効率的な方法ですが、逆浸透膜を利用しても海水成分比はほとんど変わりません。
・参考URL:食用塩公正取引協議会>用語解説
塩の添加物・無添加の塩とは?
市販の食塩に使われる添加物は、「粗製海水塩化マグネシウム」・「塩化カルシウム」・「炭酸マグネシウム」・「フェロシアン化カリウム(黄血塩)」など。
「粗製海水塩化マグネシウム」はにがりのことで、再生加工塩などで失われたミネラルをあとから追加する場合に使われます。
同じく豆腐凝固剤としても使われる「塩化カルシウム」は除湿効果があり、卓上用などサラサラとした塩に使われていることが多いです。
「フェロシアン化カリウム」は、固結防止に使われる添加物で、結晶同士がくっついて固まるのを防ぐ効果があります。
同じく「炭酸マグネシウム」や「炭酸カルシウム」も塩を固まりにくくするための添加物です。
ちなみに食用塩公正競争規約では、単なる「無添加」や「添加物不使用」などの表現は禁止されているため、
添加物が含まれているかは原材料名をしっかりチェックする必要があります。
・参考URL:塩百科 >塩の選び方 >食用塩の品質
「焼き塩」は無添加でもサラサラ!
卓上用などのサラサラした塩には添加物が含まれている場合が多いですが、
実は結晶化した塩を加熱する「焼成」という工程を行うと、成分が変化して無添加でもサラサラの塩をつくることが出来ます。
※380℃以上の場合は「高温焼成」、380℃未満の場合は「低温焼成」と書かれている場合もあります。
焼く工程により、塩に含まれる塩化マグネシウムが水に溶けにくい塩基性マグネシウム化合物に変化し、塩の結晶を包み込むように付着するので、塩がサラサラになり固まりにくくなります。
引用:用語解説>12)焼成:
天然塩・自然塩のおすすめ11選!
なるべく自然な方法で製造され、多様なミネラルを残した「おすすめの塩」を紹介します。
国産原料で製造されたものを中心に、すべてが完全無添加。お買い物の参考にもぜひご覧ください。
商品名 | 詳細 |
---|---|
【海の精】あらしお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:86.36g マグネシウム:700mg |
【海の精】やきしお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日、平釜、高温焼成 食塩相当量:93.98g マグネシウム:760mg |
【海の精】ほししお | 原材料名:海水(伊豆大島) 工程:天日 食塩相当量:92.38g マグネシウム:525mg |
【沖縄海塩研究所】粟国の塩 | 原材料名:海水(沖縄県粟国島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:73.4g マグネシウム:1660mg |
【白松】浜御塩 | 原材料名:海水(長崎県対馬) 工程:逆浸透膜、平釜 食塩相当量:86.7g マグネシウム:640mg |
【高江洲製塩所】浜比嘉塩 | 原材料名:海水(沖縄・浜比嘉島) 工程:天日、平釜 食塩相当量:96g マグネシウム:297mg |
【ソルティーブ】土佐の塩丸 | 原材料名:海水(高知県) 工程:天日 食塩相当量:90.424g マグネシウム:524mg |
【アクアメール】ゲランドの塩 | 原材料名:海水(フランス) 工程:天日、乾燥、粉砕 マグネシウム:330mg |
【パラダイスプラン】雪塩 | 原材料名:海水(宮古島) 工程:逆浸透膜、加熱ドラム 食塩相当量:72.6g マグネシウム:3310mg |
【ぬちまーす】沖縄の海塩 ぬちまーす | 原材料名:海水 工程:逆浸透膜、噴霧乾燥、低温焼成 食塩相当量:75.5g マグネシウム:3360mg |
【蒲刈物産】海人の藻塩 | 原材料名:海水(瀬戸内海)、海藻 工程:逆浸透膜、立釜、浸漬、平釜、焼成 食塩相当量:93.7g マグネシウム:1010mg |
※栄養成分は100gあたりの推定値です。
※ランキングではありません。
【海の精】あらしお
海の精の『あらしお』は、伊豆大島の清らかな海水を使用した伝統海塩。
海水由来のニガリ成分をほどよく残しているため、塩気だけでなくほのかな甘さや旨みを含んでいます。
素材の旨みをぐっと引き出すので、シンプルな料理に最適です。
おにぎり・スープ・炒め物など様々な料理に♪
【海の精】やきしお
海の精の『やきしお』は、あらしおを高温で焼き切ったサラサラ&マイルドな焼き塩です。
600度以上の高温で焼き上げ、湿気のもとであるニガリ成分を分解しているので、苦味のすくないあっさりとした味わいになっています。
さらさらと使いやすく、ゆで卵や焼き魚、天ぷらなどにそのままかけたり、煮物や炒め物など味の調整にもぴったりです。
食卓ビンや詰め替え用、スタンドパックもでています♪
【海の精】ほししお
海の精の『ほししお』は、日本ではめずらしい自然のチカラだけを利用して結晶化させた天日海塩です。
伊豆大島の海水100%を利用し「ネット架流下式塩田」で海水を濃縮、温室式結晶皿でゆっくり結晶化させているため、輸入天日塩とは成分も味も異なります。
ゆっくりとけるザラメ状でお吸い物やスープ、天ぷらなどのつけ塩としてもおすすめです。
しっかりとした塩気と非加熱結晶ならではの旨味があります。
【沖縄海塩研究所】粟国の塩
『粟国の塩』は、沖縄県粟国島近海の海水を使用し約1ヶ月かけてつくられる、マイルドな味わいのお塩です。
くみあげた海水は10日間かけて水分を蒸発。さらに平釜で30時間煮詰めてゆっくり結晶になります。
本来塩がどうあるべきかという観点から20年の研究の末に誕生した、こだわりの海塩です。
梅干しや味噌などの加工品との相性も◎
【白松】浜御塩
『浜御塩』は、天然の海藻が生い茂るきれいな海水に恵まれた、対馬海流の海水からつくられています。
くみ上げた海水は、逆浸透膜を利用して濃縮。さらに平釜で一昼夜煮つめながら結晶化されます。
しっとりタイプの粗塩で、和食全般におすすめ。とくに焼き魚やおにぎり、煮物や漬物に最適です。
ふるさと納税の利用も可能です♪
【高江洲製塩所】浜比嘉塩
『浜比嘉塩』は、自然豊かな沖縄県・浜比嘉島の海水のみを使用し、昔ながらの製塩方法「流下式塩田」で自然の力を利用して濃縮された海水塩です。
濃縮されたあとは平釜でじっくり焚き上げ、自然乾燥。苦味の少ないまろやかな味わいに仕上がります。
おにぎりや漬物、焼き魚や炒め料理などどんな料理にもお使いいただけます。
幅広く使える粗塩タイプ♪普段づかいに最適です。
【ソルティーブ】土佐の塩丸
『土佐の塩丸』は、自然エネルギーを利用してつくられる天日塩です。
夏場は約1ヶ月、冬場は2ヶ月以上もの時間をかけてじっくりと結晶化。火を使って焚き上げていないので、海本来の複雑な旨みがそのまま残されています。
細かめ粒度の『青丸』は、素材になじみやすい万能タイプ。
粗め粒度の『白丸』は、かつおのタタキや天ぷら、焼き肉などが◎ 軽く噛むだけで結晶がほどけるので塩の食感も愉しめます。
素材をいかす高級・天日塩♪
【アクアメール】ゲランドの塩
『ゲランドの塩』は、フランス・ブルターニュ半島南部のゲランドの塩田で、太陽や風力などの自然のちからによってつくられる天日塩です。
塩田の海水が結晶化する夏の間に手作業で収穫。魚料理や肉料理、パスタやスープなどどんな料理にもお使いいただけます。
精製や洗浄を行わない自然のままの海塩なので、海本来の複雑な旨みを含んでいます。
ややしっとりとしたお塩です♪
【パラダイスプラン】雪塩
『雪塩』は、宮古島近海・地下約22mの海水からつくられるパウダー状の海塩です。
サンゴ礁が隆起してできた琉球石灰岩と呼ばれる地層による天然のろ過装置によって、不純物のないきれいな海水を取水。
この地層に含まれる成分が溶け込んだ海水を瞬間蒸発により結晶化させているため、マグネシウム・カリウム・カルシウムを多く含むお塩になっています。
一部のスーパーでも取り扱いがあります♪
【ぬちまーす】沖縄の海塩 ぬちまーす
宮古島近海の海水のみを使用した『ぬちまーす』は、常温瞬間空中結晶という独自製法でつくられるパウダー状のお塩です。
海そのままの多様なミネラルを含んだまま結晶化させているので、塩分が低くマグネシウムやカリウムを多く含んでいます。
サラサラの『パウダータイプ』の他にも、水分を多めに残した『しっとりタイプ』など用途に合わせてお選びいただけます。
「命の塩」という意味の人気のお塩です♪
【蒲刈物産】海人の藻塩
『海人の藻塩』は、温暖な気候に恵まれた瀬戸内の海水と「海藻・ホンダワラ」を煮詰めて作られた藻塩です。
とがった辛さがなくまろやかな口当たり。素材の味を引き立てるのでどんなお料理にもお使いいただけます。
使いやすい『小分けパック』や『業務用』のほか、『巻紙包み』や『土器入り』などのユニークな種類はギフトにもおすすめです。
おにぎりや卵焼きの味付けにも◎
まとめ:「工程」と「食塩相当量」をチェックして本物の塩を選ぼう!
市販されている注意したい塩と、ミネラルバランスのよいおすすめの海塩を紹介しました。
たくさんの種類がある『塩』ですが、その違いは「製造工程」や「食塩相当量」をチェックすれば、はっきりとわかります。
製造工程には、なるべく自然の力を利用して濃縮・結晶化させた「天日」や「平釜」が最もおすすめ。
逆に「イオン膜」と書かれているものや、塩分相当量が99gに近い塩化ナトリウムだけの食塩は買ってはいけないとまでは言えませんが、おすすめはできません。
複雑な海の旨みが残った本物の塩は、素材の味を引き出し料理をさらに美味しくしてくれます。