
「わさび」ってどう選べばいい?
そんな疑問にお答えします。
お寿司やお蕎麦などの薬味として、和食料理にはかかせない「わさび」ですが、
スーパーなどで売られている種類のなかには、多くの添加物が使われているものがあります。
このようなわさびは、安く手に入るメリットもありますが、素材本来の風味が失われていて美味しくないものが多いです。
そこで本記事では、市販されているワサビの種類の違い、注意したい原材料について解説。
さらに後半では、おすすめの「無添加わさび」を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
この内容を理解すれば、正しいわさびの選び方がわかり、本物の美味しいわさびに出会えます。


わさびの種類と使われる添加物


市販のワサビは、粉わさび・練りわさび(チューブ)・生わさびと大きく3つに分けられます。
加工がほとんどされていない「生わさび」や「わさび粉末」は無添加なものが多いですが、
気をつけたいのが「練りわさび」に含まれる、チューブタイプのわさびです。
「練りわさび」は主原料であるわさびのほかに、添加物や植物油脂を加えることで風味や粘度をつけたり、品質を保っています。
とくに、香料・酸味料・加工デンプン・増粘剤・ミョウバンなどがよく使われ、
これらは、チューブタイプのからしにも入っていることが多く、なるべく避けたいところです。
加工デンプン(加工澱粉、英語: modified starch)または化工デンプン(化工澱粉)は、物理的・化学的あるいは酵素的処理を加えることによって、天然デンプンの特性を改良したデンプンの総称である
引用:加工デンプン


生ワサビと本わさびの違いとは?
市販のチューブわさびは、「生(おろし)わさび」と「本わさび」といった、異なる名称で販売されていることがありますが、
これらの違いは、ワサビの品種が関係しています。
わさびの品種は、「西洋わさび」と「日本原産わさび」に分かれ、
西洋わさびは、ホースラディッシュ(山わさび)と呼ばれ、白い見た目と強い辛味が特徴です。
ホースラディッシュは輸入品が多いですが、日本でも北海道などで栽培されています。


これに対し、日本のきれいな川沿いや湿った地域で栽培される日本原産山葵は、「本わさび」と呼ばれ、
お寿司やお蕎麦にぴったりの、あの見慣れたワサビのことです。


このような理由から、市販のチューブわさびは以下のような分類で販売されることが多くなっています。
- 本わさび…日本原産わさびを使用
- 生わさび…日本原産+西洋わさびを使用
ちなみに、分ける基準は「品種」のため、海外で栽培された日本原産のワサビであっても「日本原産わさび・本わさび」と呼ばれ、
同じように、日本で栽培された西洋わさびでも「山わさび・ホースラディッシュ」と呼ばれます。


無添加わさび・ワサビチューブおすすめ6選!


無添加や添加物の少ない、おすすめの「わさび」を紹介します。
ご家庭でも便利な“チューブタイプ”から、完全無添加でおいしい“粉わさび”まで。
一部、スーパーでも取り扱いのある製品や、お取り寄せできる通販サイトもご案内しますので、ぜひご覧ください!
品名 | 詳細 |
---|---|
![]() ![]() 【東京フード】国産生おろしわさび | チューブ/40g |
![]() ![]() 【向井珍味堂】北海道産 山わさび | 粉末/12g |
![]() ![]() 【まりも製薬】山川農園の山わさび | 粉末/30g |
![]() ![]() 【タングロン】 フリーズドライ山わさび | 粉末/18g・100g |
![]() ![]() 【ニチガ】北海道産 粉わさび | 粉末/100g・500g |
![]() ![]() 【食べチョク】国産 生ワサビ | お取り寄せサイト |



詳しく解説していきます♪
【東京フード】国産生おろしわさび
東京フードの『国産生おろしわさび』は、長野県産の“本わさび”を使用したチューブタイプのわさびです。
味付けには、国産原料の純米酢、有機べに花油、赤穂の天塩などを使用。
チューブの練りわさびのなかでは添加物が少なく、手軽に使いたい方におすすめです。
本わさび(国産)、水飴、醸造酢、植物油脂、食物繊維(大豆)、食塩/香辛料
【向井珍味堂】手づくり香辛料 山わさび
向井珍味堂の『北海道産 山わさび』は、西洋わさび100%の粉末タイプ。
ピリッと強い辛みが特徴の「ホースラデッシュ」をそのまま粉状にした、完全無添加のわさびです。
お刺身やお肉料理のアクセントなどにおすすめ。少量パックで、いつでも新鮮な味わいが楽しめます。
西洋わさび粉(西洋わさび(北海道産))



水で練るだけ!


【まりも製薬】山川農園の山わさび
『山川農園の山わさび』は、西洋わさびを使用した粉末タイプのわさびです。
北海道十勝産ですが、品種は西洋の山わさび。白色の、「ホースラディッシュ」になります。
わさび大根とも呼ばれる「ホースラディッシュ」は強い辛味が特徴。
お肉料理やお刺身、そばや納豆など、さまざまな料理のアクセントとして活躍します。
山わさび(西洋わさび)



水に溶くだけ!




【タングロン】フリーズドライ山わさび
タングロンの『山わさび』は、北海道十勝産の山わさび(ホースラディッシュ)をフリーズドライ加工した製品。
辛味の強い「ホースラディッシュ」は、お肉やお刺身、麺類のアクセントとしてもおすすめです。
水で溶いて、戻すだけでOK。豊かな自然のなか育てられた“山わさび”の美味しさを、そのままお楽しみいただけます。
十勝産山わさび



18gと100gの2サイズ!




【ニチガ】北海道産 粉わさび
ニチガの『北海道産 粉わさび』は、契約農家で栽培された西洋わさび(ホースラディッシュ)を粉末状にした粉わさびです。
北海道の大自然のなか育まれた“山わさび”は、ツンとくる爽快な辛みが特徴。
お刺身、冷奴、そば、肉料理など、さまざまな料理のアクセントにお使いいただけます。
山わさび(北海道産)



水に溶くだけ!




【食べチョク】国産・生わさび


国産の生わさびをお探しなら「食べチョク
「食べチョク」とは、全国の農家さんと直接、やり取りのできる国内最大級の産直サイト。
生さわびは、日本原産の“本ワサビ”から西洋品種の“山ワサビ”まで、国内栽培のわさびが多数そろっています。
時期によって出会える食材はさまざまですが、国内で頑張る小規模農家さんの応援にもなりおすすめです。



新鮮な生わさびが手に入る!
\ 日本最大級のオンライン直販所 /
まとめ:本物のわさびで食事をもっと美味しく!


市販されているわさびの違いや注意点、無添加で“おすすめわさび”を紹介しました。
チューブタイプのわさびはとっても便利ですが、風味づけや安定のために多くの「添加物」や「植物油脂」が使われる傾向にあります。
一方、生ワサビや粉わさびには、添加物なしで加工されたものが多く、少量でもしっかりとした風味を味わうことができます。
購入には、原材料表示をしっかり確認して、できるだけ添加物の少ないものを選びましょう。
本物のわさびを使えば、ふだんの食事がより美味しく、満足度が上がること間違いなしです!



