ドレッシングの添加物が気になる……。
そんな悩みにお答えします。
野菜サラダはもちろん、お肉やお魚料理にも、なにかと便利な「ドレッシング」。
かけるだけで食材がより美味しく食べやすくなるので、大人だけでなく好き嫌いの激しいお子さまにも助かる存在ですよね。
しかしスーパーなどで安く売られている種類には、食品添加物やなぞの植物油脂が含まれているものが少なくありません。
このような背景から、カラダのことを考えた無添加ドレッシングや、オーガニック、ノンオイルといったキーワードに注目が集まっています。
そこでこの記事では、子供にも安心のおすすめの無添加ドレッシングを紹介します。安全なドレッシング選びのポイントと共に、どんな商品があるのか見ていきましょう。
この記事を読めば、あなたにぴったりの自然な味わいの美味しいドレッシングや、その選び方がわかります。
ダイエット中の方や糖質を控えたい方には、ドレッシングの代わりとなる調味料や、おすめの砂糖不使用ドレッシングも紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
安いドレッシングの注意点とは?
ドレッシングには、和風・フレンチ・イタリアンなど多くの種類がありますが、
基本的には、「お酢」と「油」をベースに、塩やしょうゆなど様々な調味料を加えてつくられます。
しかしスーパーなどで安く売られている「ドレッシング」のなかには、このほかにも多くの添加物や、避けたい食用油が使われている可能性があるのです。
ドレッシングの添加物
市販のドレッシングのなかには、味や香り、トロッとしたとろみをつけるために多くの添加物が使われています。
また、「無添加」・「化学調味料不使用」と書かれているドレッシングであっても、
果糖ぶどう糖液糖・たん白加水分解物などのような添加物には含まれない、化学的につくられた糖類やうま味成分が使われていることもあり、添加物と同様に注意したいところです。
食用植物油脂、ぶどう糖果糖液糖、コーン、醸造酢、卵黄、醤油、でん粉分解物、食塩、香辛料、たん白加水分解物/調味料(アミノ酸等)、乳化剤、増粘多糖類、香料、カロテン色素、香辛料抽出物、酸化防止剤
ドレッシングに使われる油
ドレッシングの原材料に「食用植物油脂」とだけ書かれていて、なんの油か詳細がわからないものは、安い輸入油である可能性が高く、なるべく避けたいところです。
日本では、「植物油」のほとんどを輸入に頼っています。
そして輸入量の大半が「大豆油」と「なたね油」。大豆油はほとんどがアメリカ、なたね油はほとんどをカナダから仕入れています。
これらの輸入品の問題は、原料に遺伝子組換え作物が使われている可能性が高いということ。
さらにどちらも製造過程で、溶剤(ヘキサン)を用いて抽出されている可能性が高く、ヘキサンは最終食品には残留しないとされていますが、これはガゾリンに含まれる化学物質のため安全性も気になるところです。
大豆は油糧種子の中でも油分が少ないため、一般的には圧搾は行わず、ヘキサン(溶剤)を用いて抽出により油を採取します。
引用:Q.33 大豆油の製造法は?
また、このような方法で抽出されている種類はトランス脂肪酸のリスクも高まります。
使用されている油は、国産原料を使用しているものや、圧搾法などを用いて抽出される大量生産されていない種類がおすすめ。
もしくは、そもそも油が使われていないノンオイルのドレッシングを選択するものひとつです。
ドレッシングにはそもそも油が多く含まれる調味料ですので、購入には原材料をよく確認しましょう。
・日本植物油協会:日本の植物油事情
ノンオイルは糖質が多い?ドレッシングの代用となる調味料とは
ダイエットでカロリーが気になる方や、植物油に含まれるトランス脂肪酸を避けたい方に注目されているのがノンオイルのドレッシングです。
ノンオイルドレッシングは、植物油が使われていないというメリットの一方で、その味を補うために塩分や糖質が通常よりも多く含まれているといった意見もでています。
しかし油が含まれず塩も砂糖も不使用となると市販にはほとんど存在しません。
実際に、本記事で紹介しているノンオイルドレッシングもすべて塩や砂糖が使われていますし、
お米原料のみでつくられた砂糖不使用・グルテンフリーの『お米だけでつくったドレッシング』には米油が使われています。
これを解決するには、お家で手づくりする方法しかありませんが、
面倒な方はドレッシングの代わりとして『ポン酢』や『めんつゆ』を使うといった選択もあり。
どちらも基本的には「油」が使用されない調味料であり、柑橘果汁や出汁が使われているためヘルシーなものが多いです。
おすすめ無添加ドレッシング10選!
スーパー&通販で買える、美味しい「無添加ドレッシング」を紹介します!
添加物だけでなく、使われている「植物油脂」にも配慮したおすすめの種類を厳選しています。
※ランキングではありません。
詳しく解説します♪
【光食品】 有機青じそノンオイル/うめしょうゆノンオイル
光食品の『有機青じそノンオイルドレッシング』は、国産の有機青じそを使用した、ノンオイルのドレッシングです。
青じその豊かな風味と、有機純りんご酢や有機純米酢のほどよい酸味で、「醤油」や「ポン酢」の代用としても使えます。
『有機うめしょうゆノンオイルドレッシング』は国産有機梅や有機純米酢を使用した、あっさりとしたドレッシングです。
有機醤油[大豆(遺伝子組み換えでない)、小麦を含む]、有機醸造酢(リンゴ酢、米酢)、有機砂糖、有機レモン、食塩、有機青じそ、有機米醗酵調味料、梅肉、こんぶ、かつお節
温野菜、焼き魚、大根おろし、豆腐などに最適♪
【光食品】有機胡麻ドレッシングタイプ
光食品の『有機胡麻ドレッシングタイプ』は、有機白胡麻や国産有機野菜をたっぷり使用した、オーガニックのごまドレシングです。
国産有機米100%の「有機純米酢」、国産有機丸大豆を使用した「有機本醸造醤油」、国産有機ばれいしょから作った「有機ばれいしょでんぷん」などこだわりの原料を使用。
白ごまのコクとほどよい酸味で、サラダや和物、しゃぶしゃぶのつけダレとしてもおすすめです。
有機砂糖、有機米酢、有機醤油(大豆、小麦を含む)、有機胡麻、有機たまねぎ、食塩、有機みかん、有機にんじん、ばれいしょでんぷん、有機にんにく、有機米醗酵調味料、有機しょうが、唐辛子
コクのある濃厚なドレッシングです♪
【九鬼産業】濃厚ごまドレッシング
ごま専門店である九鬼産業の『濃厚ごまドレッシング』は、ごま油・ねりごま・すりごまを贅沢に使用したドレッシングです。
胡麻そのままの香ばしさとトロッと濃厚な味わいで、野菜をより美味しくお召し上がりいただけます。
和え物やお豆腐、お鍋料理のタレとしてもおすすめです。
食用ごま油、醸造酢(りんご酢、米酢)、ごま(ねりごま、すりごま)、砂糖、醤油、卵黄、発酵調味料、みりん、食塩、(原材料の一部に卵、大豆、小麦を含む)
ごま好きのための無添加ドレッシング♪
【安本産業】お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング
安本産業の『お米だけでつくった日本生まれのおいしいドレッシング』は、国産米のみで作られた無添加ドレッシングです。
お米の旨みをいかしているので、添加物や砂糖などは一切なし。主原料の米こうじには、島根県産米の「きぬむすめ」が使用されています。
お米の甘さとマイルドな酸味で、サラダや海藻、お肉やお魚との相性もバツグンです。
甘酒、米油、塩こうじ、米酢
小麦も含まれないグルテンフリーです♪
【成城石井】有機バルサミコドレッシング
『有機バルサミコドレッシング』は、成城石井で販売されているオリジナルドレッシングです。
イタリア産の有機バルサミコ酢と、8種類のハーブとスパイスを使用し、野菜サラダやお肉料理などにおすすめ。
マイルドな酸味ですっぱいのが苦手な方にも◎ 家族みんなで使えるドレッシングです。
有機醸造酢(有機ぶどう酢(有機バルサミコ酢)、有機穀物酢)、有機オリーブ油、有機砂糖、食塩、有機醤油、有機トマトペースト、有機りんごピューレ、有機香辛料、(一部に小麦・大豆・りんごを含む)
【成城石井】なんでもいけるノンオイルゆずドレシング
成城石井の『なんでもいけるゆずドレシング』は、ダシのきいた成城石井のオリジナルドレッシング。
徳島産のゆず果汁、北海道産の利尻昆布、本醸造醤油などを使用。大根おろしの入った贅沢な仕上がりです。
旨み成分として「酵母エキス」は含まれていますが、ノンオイルで無添加。スーパーで購入できる種類としては優秀です。
こいくちしょうゆ(本醸造醤油)、大根、醸造酢、三温糖、本みりん、ゆず果汁、澱粉、昆布、酵母エキス、食塩、(原材料の一部に小麦、大豆を含む)
いろいろ使える万能ドレッシング♪
【吉田ふるさと村】無添加ドレッシング
島根県の吉田ふるさと村では、地元の自然食材をいかした無添加ドレッシングを販売しています。
さっぱりとした『うめ味』や、風味豊かな『しょうが味』はノンオイル。
さらにお肉との相性も良い『玉ねぎ味』や『にんにくしょうゆ味』、貴重な国産ごまを使用した『黒ごま味』など、どれもこだわり食材の美味しいドレッシングです。
発酵調味料(米、米麹、食塩)、醤油(小麦、大豆を含む)、米酢、砂糖(粗糖)、生姜
奥出雲吉田町産の食材が使用されています♪
【光食品】野菜ドレッシング
光食品の『野菜ドレッシング』は、玉ねぎのツブツブ感が特徴の、醤油ベースの野菜ドレッシングです。
玉ねぎ・にんじん・レモンは、すべて国産の有機野菜を使用。
国産の圧搾法による純正なたね油や、非遺伝子組み換えのコーンスターチに天日塩など、素材ひとつひとつにこだわったドレッシングです。
有機米酢(有機米(国産))、なたね油、有機たまねぎ、砂糖、醤油(大豆・小麦を含む)、食塩、でんぷん、昆布、有機にんじん、有機レモン、香辛料
さっぱりとしたサラダドレッシング♪
【HAWORD】無添加生ドレッシング4種
ハワードの『無添加生ドレッシング』は、群馬県にあるイタリアンレストラン・ピッツェリア・ペスカ! で提供されているオリジナルの無添加ドレッシング。
『オリジナル』・『キャロット』・『ごぼう』・『イタリアンアンチョビ』の4種類のフレーバーで、その美味しさが話題となり、オンライン販売を行なっています。
トロッとした滑らかな舌触りで、サラダをより美味しく、調味料やソースとしても使える万能ドレッシングです。
食用植物油脂(大豆油)、玉葱、醸造酢(小麦を含む)、醤油(大豆を含む)、人参、塩、マスタード、砂糖、ブラックペッパー
楽天市場やJAタウンのサイトでもご覧いただけます。
【1foods tokyo】 高級ドレッシング
完全無添加の高級ドレッシング『1foods tokyo ドレッシング』は、安心の国産野菜を使用した、世界有数のシェフ監修の手づくりドレッシングです。
ネギや人参、カボスなど、7種類のバリエーション。主役となる野菜や果物をふんだんに使用しているので、素材そのままの香りや甘みを味わうことができます。
とろっと濃厚なソースは、サラダだけでなく、お肉やお魚などのメイン料理にも幅広くお使いいだけます。
人参(国産)、食用なたね油、醸造酢、はちみつ、本醸造醤油(非遺伝子組み替え大豆使用)、食塩、にんにく、胡椒、(一部に小麦、大豆使用)
季節の贈り物にも♪
まとめ:美味しい無添加ドレッシングは子供にもおすすめ!
市販されているドレッシングの注意点と、おすすめ無添加ドレッシングを紹介しました。
ドレッシングの添加物は意外と多く、化学的な成分で濃い味つけになってることが多いです。
また、使われている植物油脂は遺伝子組み換え原料が使われている可能性が高く、安全性にも疑問があります。
子供にも安心のドレッシングを選ぶなら、できるだけ自然由来の原材料のみを使用したものがおすすめ。
植物油についても詳細がわかるものを選ぶか、ノンオイルドレッシングも選択肢のひとつです。
さらにドレッシングの代わりとして、ポン酢やめんつゆなどを活用すると料理の幅が広がります。