はりここちゃんビールの添加物やコーンスターチが気になる…
そんな悩みにお答えします。
仕事終わりのご褒美に、季節のギフトにも大変喜ばれる「ビール」ですが、原材料を気にして購入する方は少ないかもしれません。
しかし、市販の安いビールや発泡酒、第三のビールと呼ばれる酒類のなかには、避けたい原材料が使われているものがあります。
とは言え、せっかくの一杯ですから、安心して美味しく飲みたいですよね。
そこで本記事では、ビールに入っている気をつけたい添加物や、副原料として使われがちなコーンスターチについて解説。
さらに、「ビール」「発泡酒」「第三のビール」の違いや、おすすめの “無添加ビール” を紹介します。
スーパーやコンビニなどで気軽に購入できる製品はもちろん、有機・オーガニック原料にこだわりの銘柄もそろえましたので、ぜひ最後までご覧ください!


ビールに含まれる「添加物」や「コーンスターチ」とは?


ビールの基本的な原材料は、モルト(麦芽)・ホップ・酵母・水の4種類です。
「麦芽」は、麦(主に大麦)の種子を発芽・乾燥させたもの。ツル性の植物である「ホップ(和名:セイヨウカラハナソウ)」は、毬花と呼ばれる花穂の部分が使われ、ビールの苦味や香り、泡にも関係します。


しかし、市販されているビールのなかには、これ以外にも副原料として「コーンスターチ」などが含まれているものがあります。
また、一見ビールのように売られている発泡酒や新ジャンルのビールには、さらに着色料・酸味料・香料などの「食品添加物」が使われている場合もあります。
「コーンスターチ(でんぷん)」は、味の調節や、後味をスッキリさせるなどの理由で使用されていることが多いのですが、
原料の「とうもろこし」に輸入品が使われるケースがあり、これは遺伝子組換え作物である可能性が高いため、なるべく避けたいところです。
副原料としての米・コーン・スターチはビールの味を調整し、バランスのよいものにするのに役立ちます。
引用:ビールの豆知識



ノンアルコールビールも同じ理由で、コーンスターチが使われている場合があります。
引用:国税庁>ビール・発泡酒に関するもの
- 政令で定める物品とは、①麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でん粉、糖類又は財務省令で定める苦味料若しくは着色料、②果実又はコリアンダーその他の財務省令で定める香味料をいいいます。




ビール・発泡酒・第三のビールの違い


「ビール」と「発泡酒」の違いは、主に使用される原料と麦芽の割合にあります。
ビールは、麦芽・ホップ・水を基本原料とし、麦芽使用割合が50%以上であることが条件です。
また、果実やコリアンダーなどの副原料は、麦芽重量の5%以内であれば使用が認められています。
これらの条件を満たさない場合、同じ製法でも「発泡酒」に分類されます。
ビールとは、次に掲げるもので、アルコール分が20度未満のものをいいます。
イ 麦芽、ホップ、水を原料として発酵させたもの
ロ 麦芽、ホップ、水及び麦その他の政令で定める物品①及び②を原料として発酵させたもの
ハ イ又はロの酒類にホップ又は政令で定める物品②を加えて発酵させたもの
〜中略〜
その原料中麦芽の重量がホップ及び水以外の原料の総重量の100分の50以上のものであり、かつ、政令で定める物品②の総重量が麦芽の重量の100分の5を超えないものに限られます。
引用:ビール・発泡酒に関するもの
「発泡酒」は、麦芽使用割合が50%未満のものや、ビールでは使用が認められていない原料を含むものなどが該当します。
そのため、果実やコリアンダーなどの副原料はもちろん、糖類や食品添加物が使用されている場合もあります。
発泡酒とは、次に掲げるもので、発泡性を有するアルコール分20度未満のものをいいます。
イ 麦芽又は麦を原料の一部としたもの
ロ イ以外の酒類で、ホップを原料の一部としたもの
ハ イ又はロ以外の酒類で、香味、色沢その他の性状がビールに類似するものとして政令で定める一定のもの
引用:ビール・発泡酒に関するもの




第三(新ジャンル)のビールとは?


第三のビール(新ジャンル)とは、ビールのような味わいを持ちながら、法律上はビールにも発泡酒にも属さないアルコール飲料のことです。
酒税法では、「その他の発泡性酒類」に分類され、アルコール分が11度未満で発泡性のあるものと定義されています。
一般的には、麦芽を使わず大豆やえんどう豆などの「植物性たんぱく質」を原料としたものや、発泡酒にスピリッツなどのアルコールを加えられた製品が主流です。
第三のビールは、原料や製造コストが抑えられている点や、税率も低く設定されているため、価格が安くなる傾向にあります。
ただし、発泡酒と同じように、糖類や添加物は使われやすいため、原材料には注意して選びましょう。
三 発泡性酒類 次に掲げる酒類をいう。
イ ビール
ロ 発泡酒
ハ イ及びロに掲げる酒類以外の酒類で発泡性を有するもの(アルコール分が十一度未満のものに限る。以下「その他の発泡性酒類」という。)
引用:酒税法


酒税改正ですべてが同じ税率に!


酒税の改正により、令和8年(2026年)10月にはビール・発泡酒・第三のビール(新ジャンル)が同じ税率に統一されるため、2020年10月から段階的に税率が変更されています。
新ジャンルのビールは、令和5年(2023年)10月に区分が発泡酒に含まれ、税率も麦芽比率25%未満の発泡酒と同じ水準に引き上げられました。
そして、令和8年10月の最終段階では、ビール・発泡酒・新ジャンルすべての税率が統一される予定です。
つまり、これまで発泡酒や新ジャンルのビールが安く販売できる理由のひとつであった“税率の低さ”でしたが、この優遇が徐々に縮小されることになります。


参考URL:国税庁>発泡性酒類の段階的な税率変更に係る品目及び税率適用区分の表示方法の手引き / 3 酒税法における酒類の分類及び定義
無添加ビールおすすめ銘柄13選!


添加物やコーンスターチが含まれない、おすすめの「無添加ビール」を紹介します。
スーパーやコンビニなどで手に入る人気銘柄はもちろん、オーガニック原料にこだわりのメーカーまで。
日頃のお食事やリラックスタイムにも、季節の贈りものにも喜ばれる、とっておきの品々をそろえましので、ぜひ最後までご覧ください!



詳しく解説します♪
【サッポロ】ヱビスビール/プレミアムエール/プレミアムブラック
サッポロの『ヱビスビール』は、ビールの本場ドイツの伝統製法に基づき、本物のおいしさを追求して醸造された人気シリーズ。
選び抜かれた麦芽・酵母・ホップと長期熟成により、深いコクと豊かな旨みを生み出しています。
2種類のホップによる芳醇な香りと、きりりとした苦味が魅力の『プレミアムエール』や、
香ばしく濃密な味わいの『プレミアムブラック』など、多彩なバリエーションからお選びいただけます。
サッポロ「エビスビール」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【キリン】キリン一番搾り生ビール/ 一番搾り黒生 /一番搾りプレミアム
キリンの『一番搾り生ビール』は、麦本来の美味しさを引き出した人気シリーズ。
ビールづくりの麦汁ろ過工程において、最初に流れ出た麦汁だけを使う「一番搾り製法」により、
麦の旨みがしっかりと活きた、調和した飲みやすさを実現しています。
芳醇な旨みとコク、クリアな飲み口が魅力の黒ビール『一番搾り 黒生』や、
東北産の上質ホップ「IBUKI」を使用した、ギフト限定の『一番搾り プレミアム』など、さまざまな種類をご用意しています。
キリン「一番搾り」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【キリン】晴れ風
キリンビールの『晴れ風』は、麦芽100%の豊かな旨みに、選び抜かれた“国産ホップ”のやさしい風味が調和した一本です。
希少な日本産「IBUKIホップ」は、柑橘を思わせるフレッシュな香りが魅力的。
ビール本来の飲みごたえはそのままに、すっきり爽やかな美味しさを実現しています。
キリン「晴れ風」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【サントリー】ザ・プレミアム・モルツ/ 香るエール/マスターズドリーム
原材料:麦芽(外国製造又は国内製造)、ホップ
原材料(香るエール・マスターズドリーム):麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
アルコール分:5%(マスターズドリーム)、5.5%(プレミアムモルツ)、6%(香るエール)
サントリーの『ザ・プレミアム・モルツ』は、濃密な泡と深いコク、引き立つ香りが魅力の一本です。
旨みたっぷりのダイヤモンド麦芽と、華やかなフレーバーの欧州産・アロマホップを使用。清らかな天然水と、こだわりの技術により醸造されています。
みずみずしく、ふくよかな風味の『香るエール』や、多層的な味わいが楽しめる『マスターズドリーム』など、多彩な種類がそろっています。
サントリー「プレミアムモルツ」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【サッポロ】SORACHI 1984
サッポロの『SORACHI 1984』は、日本生まれのホップ・ソラチエースを贅沢に使い、香りにこだわったクラフト系ビールです。
世界でも評価される「ソラチエース」は、一部を北海道 上富良野町で生産。将来的には、国産100%を目指しています。
ヒノキやレモングラスを思わせる爽快な香りと、ふくよかで奥行きのある味わいが魅力の一本です。
サッポロ「SORACHI 1984」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【ヤッホーブルーイング】よなよなエール/インドの青鬼/水曜日のネコ
原材料:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
原材料(水曜日のネコ(発泡酒)):大麦麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、小麦麦芽、ホップ、オレンジピール、コリアンダーシード(麦芽使用率75%以上)
アルコール分:5.0%(水曜日のネコ)5.5%(よなよなエール)、7.0%(インドの青鬼)
ヤッホーブルーイングは、長野県 軽井沢町で生まれたクラフトビールメーカーです。
王道人気の『よなよなエール』は、華やかな柑橘系の香りが特徴の“アメリカンペールエール”。
モルトのほどよい甘みとコク、やさしい苦味が調和した、クラシックな一本です。
個性派ビールとして注目される『インドの青鬼』は、ガツンとした強い苦みと深いコク、フルーティーな香りが魅力的。
そのほかにも、すっきり甘酸っぱい『水曜日のネコ』など、発泡酒を含め楽しいラインナップがそろっています。
ヤッホーブルーイングのクラフトビールは、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【サントリー】東京クラフト
サントリーの『東京クラフト』は、柑橘系の爽やかな香りと、雑味のないクリアな味わいが魅力のペールエール。
東京都武蔵野市にある、天然水のビール工場で製造され、缶には東京らしい都会的なデザインが描かれています。
香ばしさと果実味が調和した『東京クラフト ドゥンケルヴァイツェン』は、数量限定での販売です。
サントリー「東京クラフト」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【日本ビール】有機農法ビール(ミレー缶)/ 有機農法富士ビール
『有機農法ビール』は、有機栽培された原料のみを使用した、日本初のオーガニックビールです。
ほどよい苦味とやさしい口当たりが魅力で、缶にはジャン=フランソワ・ミレーの名画が描かれています。
同じくオーガニックの『有機農法富士ビール』は、ミレー缶よりもやや苦味が強く、すっきりキレのある味わい。
こちらは、缶ビールと瓶ビールの2種類があり、好みに合わせてお楽しみいただけます。
日本ビール「有機農法ビール」は、ロハコ(LOHACO by ASKUL)でもご覧いただけます。
【北海道麦酒醸造】小樽麦酒 ピルスナー
北海道麦酒醸造の『小樽麦酒ピルスナー』は、有機麦芽を一部に使用したクラフトビールです。
すっきり爽やかな飲み口で、お食事との相性もぴったり。自分へのご褒美や、大切な方への贈り物にもおすすめです。
ネット通販だけでなく、成城石井やコンビニなどでも取り扱いがあります。
【細川酒造】上馬ビール
上馬ビール は、三重県桑名市にある酒蔵・細川酒造が手がけるオーガニックビールです。
ドイツから直輸入した「有機無農薬麦芽」と「有機ホップ」を使用し、養老山系の清らかな天然水でじっくり醸造。地ビールならではの、新鮮なおいしさを引き出しています。
ナチュラルな飲み口の「ヘレス」、豊かなカラメル香が魅力の「デュンケル」、濃密な味わいが楽しめる「ボック」の3種類です。
【暁ブルワリー(太極舎)】ドアラゴンアイ
原材料(スカイ):有機麦芽(ドイツ製造)、有機ホップ
原材料(スノー):有機麦芽(ドイツ製造)、ホップ
原材料(サン・マグマ):有機麦芽(ドイツ製造)、ホップ、有機ホップ
アルコール分:4.5%(スカイ・サン・スノー)、5.5%(マグマ)
暁ブルワリーの『ドラゴンアイ』は、秋田県と岩手県に広がる八幡平の神秘的な自然現象・ドラゴンアイ(龍の目)にちなんだオーガニックビールです。
ドイツ産のオーガニック麦芽とホップ、日本名水百選にも選ばれた湧水「金沢清水」を使用し、
地熱発電を99%活用した醸造により、人と環境に配慮した製品づくりを実現しています。
すっきり飲みやすい「スカイ」、シャープな苦味の「マグマ」、明るく軽やかな香りの「サン」、上質な甘みを感じる「スノー」の4種類です。
【エチゴビール】有機栽培プレミアムビール
1995年創業のエチゴビールは、新潟県新潟市にある、日本初のクラフトビールメーカーです。
『有機栽培プレミアムビール』は、オーガニック素材にこだわって醸造された、飲みやすい一本。
すっきりキレのある喉ごしと、ほどよい苦み、奥深い味わいが魅力です。
【いわて蔵ビール】オーガニック(自然発酵)ビール
いわて蔵ビールは、岩手県一関市にある「世嬉の一酒造」が手がけるクラフトビールブランド。
『オーガニック(自然発酵)ビール』は、有機麦芽と有機ホップを贅沢に使用し、干し柿から採取された天然酵母により、じっくり醸造されています。
フルーティーでやさしい香りと、心地よい酸味、まろやかな旨みが楽しめる一本です。



































