はりここちゃん小麦粉なしのカレーが食べたい……。
そんな悩みにお答えします。
子供から大人まで、日本人みんなに愛されるカレー。
普段から、お家で手づくりされる方も多いと思いますが、市販の「カレールー」には、そのほとんどに“小麦粉”が含まれています。
また原材料をよく見ると、詳細のわからない食用油脂や、さまざまな添加物が入っていて、積極的に取り入れたいものではありません。
そこで、添加物が少なく小麦粉が含まれないものが多いのが「カレー粉」や「スパイスミックス」。これなら食生活に制限のある方でも、安心して食べることができます。
しかし、カレー粉ではしゃばしゃばとして“とろみ”がつきにくい、理想のカレーが作れないといったお悩みもあるようです。
そこで本記事では、カレールーの基礎知識と小麦粉以外で簡単に“とろみ”をつける方法を解説。
さらに、無添加・小麦粉不使用でおすすめの「カレー粉・カレールー」を紹介します。
子供も食べやすい甘口や、スーパーなど身近で手に入りやすい種類もそろえましたので、ぜひご覧ください!


カレールーで“とろみ”がつきやすい理由


フランス語が語源のルー(roux)は、“小麦粉をバターで炒めたもの”を表しており、シチューやソースなど多くの料理に用いられます。
日本でよく売られている「カレールー」にも、基本的には“小麦粉”と“油”が使われていて、
油で小麦粉を炒め、さまざまなスパイスや調味料を加えて、調理しやすいよう固められたものが「カレールー」です。


ルー(フランス語: roux)は、小麦粉をバターで炒めて調理したもの[1]。ルウとも表記される。
〜中略〜
デンプンがα化し、各種ソースやカレー、シチューなどの料理のとろみを出す。
引用:ルー(食品)
カレールーは、小麦粉が油でコーティングされているため、お湯と混ぜてもダマになりにくい状態になっています。
そのため、鍋に入れて加熱することで、小麦粉のデンプンが均一に「糊化(α化)」し、なめらかな“とろみ”が生まれるのです。
一方、小麦粉が含まれない「カレー粉」や「スパイスミックス」で作ったカレーは、そのままだとシャバシャバとした水っぽい仕上がりになりやすいのが注意点です。




小麦粉以外で“とろみ”をつける方法


市販のカレー粉で作る「スパイスカレー」は、十分な“とろみ”がつきにくいデメリットがあります。
そこで、小麦粉なしのカレー粉を使い、ご家庭でもかんたんに“とろみ”をつける方法を紹介します。
- 水分を入れすぎず、じっくり煮込む
- 米粉や片栗粉でカレールーを作る
- すりおろしたじゃがいもを加える
- 水で溶いた米粉や片栗粉を加える
通常、スパイスカレーはフライパンで具材を炒め、カレー粉やスパイスを加え、ダマにならないよう混ぜ合わせます。
その後、水分を少しずつ加えて濃度を調整するため、まずは水を入れすぎないといったところがポイントです。
また、小麦粉で“とろみ”がつくのは、含まれるデンプンが水と熱によって「糊化(α化)」するから。つまり、同様にでんぷんを多く含む食材を加えることでも、とろみをつけることができます。


例えば、具材にじゃがいもやさつまいもを加えてじっくり煮込んだり、生の状態をすりおろして加えるといった方法もあります。
ただし、もっとも手軽なのは“水で溶いた米粉(片栗粉)を、完成したカレーに加える”という方法。鍋は弱火にして、混ぜながら少しずつ入れるのがポイントです。


ちなみに、しっかり効率的にとろみをつけたい場合はデンプン量が多い「片栗粉」を、
柔らかいとろみがお好みの方は「米粉」がおすすめです。



米粉(片栗粉)1に対して1〜2の水の量!
小麦粉なし・グルテンフリーのカレー粉&カレールー8選!


小麦粉不使用、またはグルテンフリーでおすすめの「カレー粉・カレールー」を紹介します。
本格的な味わいのスパイスミックスから、子供が喜ぶマイルドな甘口まで。
スーパーなど身近に買える種類もそろえましたので、ぜひご覧ください!


【第3世界】カレーの壺
第3世界の『カレーの壺』は、本格スリランカカレーが作れるペースト調味料です。
オリジナル・マイルド・スパイシーの3種類をそろえ、どれも添加物・小麦粉・動物性原料不使用。食材もできる限り農薬や化学肥料を使わずに育てられたものを厳選しています。
18種類以上の「スパイス」や「ハーブ」が凝縮され、ご家庭でもかんたんスパイスカレーをお楽しみいただけます。
トマトペースト、醸造酢、レモングラス、食塩、たまねぎ、米、にんにく、しょうが、ココナッツオイル、乾燥ココナッツ、ガランガル、その他香辛料



3つの辛さ♪
【ベジテ】植物性カレールウ
ベジテの『植物性カレールウ』は、100%植物由来原料を使用した“フレークタイプ”のカレールウです。
小麦粉不使用のグルテンフリー&特定原材料等28品目不使用のため、食生活に制限がある方にもおすすめ。
甘口・中辛・辛口の3種類があり、米粉入りで柔らかな“とろみ”がつきやすい点も魅力です。
食用こめ油(国内製造)、米粉(国産)、ウスターソース、デーツシロップ、オニオンパウダー、たかきび粉、カレー粉、ガラムマサラ、ガーリックパウダー、トマトパウダー、食塩、ぶどう酢、塩糀、ジンジャーパウダー、椎茸パウダー、昆布パウダー、バオバブフルーツパウダー
【エスビー食品】特製エスビーカレー
エスビー食品の『特製エスビーカレー』は、“赤缶”の相性で70年以上にわたり親しまれてきた本格カレーパウダーです。
30種類以上のスパイス&ハーブを独自にブレンド。カレーだけでなく、スープやグラタン、炒め物といったさまざまな料理に使えます。
スーパーでもお馴染みの小さいサイズはもちろん、400g以上の業務用タイプも人気です。
ターメリック(インド)、コリアンダー、クミン、フェネグリーク、こしょう、赤唐辛子、ちんぴ、シナモン、フェンネル、ジンジャー、スターアニス、ガーリック、甘草、クローブ、サボリー、ナツメッグ、ローレル、オールスパイス、オレガノ、セージ、タイム、カルダモン、アニスシード、ガランガル、キャラウェイ、セロリーシード、タラゴン、ディルシード、バジル、パプリカ、マジョラム、マスタード、メース、ローズマリー
【Smile&】有機 お米でつくったはじめてのカレールウ
Smile&の『有機 お米でつくったはじめてのカレールウ』は、小さなお子さまから食べられる“辛くない”カレーフレークです。
原材料は、厳選された“オーガニック素材”のみ。小麦粉の代わりに「有機玄米粉」を使用しており、そのままでも優しいとろみやコクが生まれます。
フレーク状なので、さっと溶け好みの量に調整しやすい点もポイント。カレーだけでなく、うどんやスープなど、さまざまな料理にお使いいただけます。
有機玄米粉(有機玄米(国産))、有機パーム油、有機カレー粉、有機砂糖、食塩、オニオンパウダー、有機りんご果汁、有機味噌、有機ガーリックパウダー、有機トマトピューレ、有機ココア、(一部に大豆・りんごを含む)



1歳ごろからOK♪
【ナチュラル専科】カレースパイス
ナチュラル専科の『カレースパイス』は、15種類の香辛料をブレンドしたオリジナルのカレーミックスです。
にんにくや生姜といった日本人好みの“香味野菜”がたっぷり加わり、初心者でも美味しいスパイスカレーが作れます。
小麦粉・油脂・食塩・添加物不使用で、気になる方にもおすすめ。手作業でじっくり焙煎し、あえて粗挽きで仕上げることで、芳醇な香りを引き出しています。
香辛料 (クミン、コリアンダー、ターメリック、陳皮、カルダモン、にんにく、オールスパイス、生姜、その他香辛料)



オリジナル&スパイシー(辛口)の2種類!
【メープロイ】カレーペースト
メープロイの『カレーペースト』は、お家でかんたんに“タイカレー”が作れるペースト調味料です。
爽やかな旨みのグリーンカレー、刺激的な辛さのレッドカレー、家族で食べやすいマッサマンカレーなどさまざまな種類をご用意。
仕上げにココナッツミルクやナンプラーを加えれば、さらに本場の味わいが楽しめます。
唐辛子、レモングラス、にんにく、食塩、ガランガル、エビペースト、こぶみかんの皮、コリアンダーシード、こしょう、クミン、ターメリック



使いきりの50gから1kgサイズの大容量まで!
【MANGOS】オーガニックカレーパウダー(チリ抜き)
MANGOSの『オーガニックカレーパウダー(チリ抜き)』は、スリランカ生まれの本格カレーミックスです。
厳選された“オーガニックスパイス”の香りが食欲をそそる、子供も食べやすい“チリ抜き”タイプ。
小麦粉・食塩・油脂・添加物不使用のため、食生活に制限のある方にもおすすめです。
コリアンダー、クミンシード、ターメリック、フエヌグリーク、カレーリーフ、黒コショウ、カルダモン、クローブ、シナモン (すべて有機)
【イエスパイス】カレー粉
イエススパイスの『カレー粉』は、香りと美味しさにこだわり10種類以上のスパイスをブレンドしたオリジナルミックス。
お子さまでも食べやすい「マイルド(辛味なし)」と、ほどよい辛さの「中辛」の2種類をご用意しています。
どちらも小麦粉・食塩・油脂・添加物は不使用。カレーだけでなく炒め物やスープ、お肉の下味など、さまざまな料理に活用できます。
コリアンダー、ターメリック、クミン、ジンジャー、フェネグリーク、オニオン、シナモン、クローブ、ガーリック、ローレル、パプリカ、カスリメティ、アニス、カルダモン
























